前のこのエントリーに書いた経緯で、昔若い頃にやっていたゴルフを再開することになりました。
しかしながら、問題が1つありました。前回のエントリーに書いた通り、プレーのためには今までやったことのなかったインパクト時にも左肘を曲げるスイングを身につける必要があります。これは個人的に初めての経験であるだけではなく、そのようなアプローチによるゴルフスイングの理論や手法にも今まで出会ったことはありません。過去のプロゴルファーの中でも杉原照雄や幾人かの外人プロがそのようなスイングをしていたように記憶していますが、それらのプロが自身のスイング手法を詳細に記録している文献等も見たことがありません。
これは、すべて自身の試行錯誤により、スイング中に左肘を曲げ続けてうまくボールを飛ばすゴルフスイングを1から作り上げていく必要がありそうだと考えていました。
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そんなことを考えながら、旅先で本屋をうろうろしていたところ、ふと手に取ったのが、佐久間薫氏のゴルフ書籍でした。キャッチーな内容の書籍でしたが、「自分は普通の左腕を伸ばしたゴルフスイングをしようとしていないので、多分自分にとっては役に立たない内容の書籍なのだろうなあ」と思いながら本をパラパラめくっていたら、書籍内に「スイング中、左肘をピンと伸ばしてスイングするのではなく、肘は軽く曲げる」という趣旨の記述が。
もしかすると、今の自分にとって役に立つ内容のゴルフ書籍なのではと思い、その場で購入。そしてしっかりと書籍を読みこなし、内容を消化しました。
結果、書籍を手に取った時の直感の通り、非常に役に立つ内容の書籍でした。結局、スイング中に左肘を曲げると、佐久間氏が書籍で主張するようなアウターシェル(腕と肩で作られる五角形部分)とインナーコア(背骨等体の中心部分)が分離して動き、肩周りの筋肉がクッションになってスイング時の衝撃が背骨に伝わらず、痛めている背中の部分に全く負担をかけることなく、不快な症状を引き起こさずにスイングすることが可能になったのだと、自身の状況と起こっていることを理論的に理解することができました。
今までの従来型のゴルフスイングでは、左肘を伸ばして、左腕とクラブを長い1本の棒のようにして、(実際には手首はスイング中動きますが)この長い棒を背骨を中心とした中心軸を回すことで振り回していくようなスイングになるので、腕とクラブの部分と中心の胴体をつなぐ肩周りの筋肉に遊びがあることは許されず、肩周りの筋肉に緩みのないスイングを行なっていたから、クラブヘッドとボールの衝突がもたらす衝撃がストレートに体の中心部の背骨にまで到達していたのだと腑に落としました。
上のように、実践を伴った上で自身に起こっていることが理解できましたので、これは佐久間氏の書籍に書かれているようなアウターシェルとインナーコアを明確に分離させたスイングを極めることが、今の自分の体の条件を踏まえた上で、長く安全にゴルフを楽しみ続けるための必須条件になると理解し、この方向のスイングを追求していくこととしました。
また、この方向のスイングを追求していく過程で、古くはベン・ホーガンのモダン・ゴルフでも主張されていたゴルフスイングの肝とも言える部分をきちんと理解して腹に落とし、ゴルファーの8割9割のプレーヤーがずっと悩み続けるスライスからサヨナラするための手法をも身につけることができました。
実際にこの手法を身につけてみると、このゴルフスイングの肝とも言える部分は、これをマスターして初めて、ゴルフ人生のスタート地点に立つことになるくらいの重要なポイントなのではないかと思うようになりました。伝説のプロゴルファーのベン・ホーガンがしっかりと自身の書籍でその重要性を記述していたのも、さもありなんといったところです。実際に実行してみると、この重要ポイントは今のハイテク最新クラブの時代においても全く変わりなく重要であると言えると思えます。
なので、この世の中の大多数のゴルファーの共通の悩みであるスライスを解消するための手法について、もし機会があれば、将来このブログで取り上げ、解説してみようかと考えています。
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