在宅勤務は早期リタイアの予行演習として最適

By | 2016年5月4日

ゴールデンウィークの真っ只中です。

表題の件、そのまんまなのですが、Yahooのサイトを眺めていてふと目に止まった記事を見て、この表題のようなことを思いました。

<企業アンケート>在宅勤務導入48% 検討中25%

私もご多分にもれず、世の中の企業の在宅勤務導入の流れに乗って、退職する少し前から在宅勤務を導入、実行していました。所詮、月に数回やそこらですけど、会社に通勤せず、また仕事内容によってはE-mail等のやり取り等だけで、自宅で淡々と仕事をこなしていくことを経験できます。しかも、仕事をきちんとこなしているかどうかが本当にちゃんとわかるのが実際は本人だけという状況は、自分に自己管理能力があるかどうかを如実に物語ってくれます。

つまりは、会社で他人とリアルのやり取りする働き方とは違って、自宅で淡々と9時から5時まで没頭できる人間かどうか、上司等が目を光らせている状況でなくても、自分で自分を律し、決めた時間に仕事にきちんと向かうことができる人間か否かが、在宅勤務をしてみると嫌でもわかります。

これで、孤独に耐えられず、会社の同僚とああでもないこうでもないと直にやり取りをしないと仕事をしている気がしないという性質の方は、もしかしたら早期リタイアには向いていない可能性があると思います。もしくは早期リタイアをしても、他人と関わることや仕事、例えば地域の役員やボランティアとか通訳案内士、グッドウィルガイドといった仕事をリタイア後に行うことを想定され、それに向けた準備をされた方が良いかもしれません。

また、他人に見張ってもらっていないと自分を律することができない場合は、誰も自分を管理しなくなる早期リタイア後には、朝ちゃんと起きて活動しないとか、昼間から酔っ払うとか、自堕落な生活になる恐れがあると思います。十二分な資産があって、早期リタイア後にまさにそういう自堕落な生活を、誰に咎められることなくしたいのだという方もおられるかと思いますが、意外とそういう人は少ないのではないかと推測します。またそんな生活が経済的に何の問題がなくても、心身の健康にとっては問題となる可能性があって、早期リタイアがそういう方にとっては最善策ではない可能性があると思います。

なので、在宅勤務は早期リタイアのための一種のリトマス試験紙になり得て、早期リタイアに踏み切った時の自身の課題を提示してくれる可能性があると思います。なので、お勤めの企業が在宅勤務を導入し、自身で実行可能な環境にあるなら、ぜひ在宅勤務を経験されることをお勧めします。

私の場合は、まさに在宅勤務がぴったりの人間で、会社の同僚との直のやり取りが1日なくても全く苦にならなかったですし、上司の管理がなくても自身で決めた通りに働く事が出来ました。これはまさに早期リタイア後の、誰にも今日1日やる事の内容を指示される事なく、今日やる事を自身で決め、その内容に没頭して夕方を迎えるという、今毎日行っている事と本質的に全く同じことです。

というわけで、早期リタイアを志している方は是非、在宅勤務を経験していただきたいと思います。実際に、リタイアに踏み切る前にこのような予行演習に近い経験を、企業に勤めたままできるかもしれない現在は、本当に良い時代だ思います。

 

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