40代と言えば世間的には働き盛りで、それは私にとっても例外ではなく、早期リタイアするとは言っても、すべての時間を仕事的なことに従事せず、遊んだり、書籍を読んだり、ぼうっとしたりしてずっと過ごせる自信は私にはありませんでした。そこで、インターネットで調べた上で、どこかに雇用されずに働く手段として、Cloud WorksのようなSOHOスタイルの仕事を試しました。
同時に、早期リタイアを決断した時点で、非常に高い確率でもう働かなくても一生やっていけると判断したわけですが、その判断とは別に非常に低い確率で、また働かなければならなくなる結果があり得るという現実にどう対処するかも考える必要がありました。将来のかなり微小な確率ではあっても起こりえないとは言えない現象に対して無策であって良いのかと言う問いに対して、SOHOは一つのソリューションになっているとも言えます。
実際にCloud Works等での仕事をやってみると、これは今まで会社員としてやってきた仕事から得られる充実感と基本的に同じだと感じました。会社員として達成感のある仕事をやり遂げた時に感じる充実感と、SOHOでやった仕事に”ありがとう”を返してもらう時に感じる充実感とは基本的に何ら変わりがないように思いました。
というわけで、とりあえず色々やってみましたが、早期リタイアの趣旨からして、時間の自由を失い、他人に拘束される仕事はやる意味がないことから、時給ベースの仕事、継続的に行わなければならない仕事、時間で縛られる仕事、顧客注文を起点とする仕事等は排除すべしとの結論に辿り着きました。
結果、Cloud Works等の仕事のうちで、いわゆるタスクと呼ばれている仕事が自身にぴったりくるとの結論になりました。自身の都合の良い時間に、その時にリクエストされている仕事の中から選択して仕事を選んで、一時間以内に仕上げて終わりというスタイルは、とても心地よい。今のところ、これで得られる収入は非常に限られていますが、しばらくは、このタスクと呼ばれる仕事をメインとして継続して行っていこうと考えています。