Monthly Archives: 4月 2016

近所の目

早期リタイアの場合の議論や心配事の1つに、近所の目というのがあるかと思います。

「あそこのご主人、最近いつも家にいるみたい。たまに陽が高くなってから出かける姿も見かけるけど、リストラかしら?」みたいな、一言で言うと、ご近所のこんな目についての心配です。

私の記憶が確かならば、実際に早期リタイアに踏み切った際に、こういった近所の目に対抗?するために、高級外車を新規購入して自身の駐車場に置くようにしたとかいう早期リタイアのエピソードが記事になっていたような覚えがあります。リストラされてお金がないわけではなくて、お金は余ってて優雅に過ごしているアピールということだったと思います。お話としては面白くて、記事としても秀逸な早期リタイア関連のエピソードなのでしょうが、私個人の場合は、こういった面白い話とはまるで無縁です。

私自身が住んでいるのは大都会というわけではないのですが、大都会の中心に1時間半もあれば行けるところです。また住んでいるのは賃貸住宅です。周りも賃貸住まいの人が多くて、たいてい数年も住めば引っ越して行って入れ替わるのが通常です。今も隣の二件は空いていて、新しく入る人を待っているような状況です。つまり、いわゆる都会の希薄な隣り近所付き合いで、隣りの旦那がいつ頃出かけているかなんて、誰も気にしていないのです。

仮に気にしている人が近所のどこかにいたとしても、「おたくの旦那、どうされたの?最近、昼間よくお見かけするけど。」なんてやりとりを直接やることはあり得ません。

こんな状況なので、表題のような心配、懸念は当方と当家にとっては無縁の話なのです。

早期リタイアを志す方で、表題のような心配をしなければならない状況におられる方は、これもまた実行に移す際の障害の一つになるのかもしれません。そういう方々にとっては、当方事例は何の解決策のヒントにもなりませんが、まあどちらかというと都会に住んでいて賃貸であれば、心配はいらないかもしれませんよということで、参考になるような環境の似通った方は参考にしていただければと思います。

でも、わりと早期リタイアというのは、それだけで通常の人の一般的な行動とはかけ離れていて、そう言った行動に平気で踏み切れる方って、リストラかとか、何してるのかとかいう世間の詮索等について、どうでも良いと考える人が多いのではないかと思います。私もどちらかというと間違いなくそういうタイプです。

他人からの承認欲求があまりないタイプと言ったら、もっとも適切でしょうか。実際に、時間、場所、行動のすべてを自分で決められる自由を満喫しているのだから、他人にリストラで生活が苦しいのではとか思われたりしてても、正直どうでも良いと思ってしまいます。なので、私自身に限って言うと、仮に今のような環境に無くて表題のような心配が必要な環境であったとしても、早期リタイアは普通に実行したのではないかと思います。

 

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早期リタイア後の平日のタイムスケジュール

実質的に早期リタイア状態になってからずいぶん時間も経って、働きに行かない生活のリズムも大体出来上がってきましたので、ここらで備忘録も兼ねて、通常の平日の生活スケジュールを記録しておこうと思います。

朝起きるのは、午前7時半頃。私以外の家人は普通の生活を送っていますので、平日には子供は学校に行かなければならず、朝7時くらいから通常の朝が始まります。子供の身支度等と時間が重ならないように30分程度ずらして起床しています。

この起床時間は働いていた時よりも1時間半か2時間程度遅くなっています。働いていた時はドアtoドアで1時間半かけて通勤していて、8時半頃には会社についていましたので、家を出るのはいつも7時頃でした。

今は起床後、ゆったりしながら朝を過ごして、食事の後、朝風呂に入っています。もうここ何年か、朝風呂に入るのが習慣になっています。これでさっぱりした後に、天気が悪くなければ10時とか11時くらいに外出し、近くの町に繰り出します。無料で座れるスペースや、まとまった時間が取れる場合には喫茶店等に入って、SOHOの仕事をしたり文章を書いたりして過ごします。

昼食は、午後1時台の時間に取ります。そのまま、食事の後も仕事をしたり文章を書いたり、調べ物をしたりして過ごし、3時から4時くらいになったら切り上げて、家に帰ります。

家に帰ったら、いつも大体、4時とか5時くらいになっています。そこからは遊びの時間です。ゲームをしたり、録画しておいたテレビアニメやドラマを見たり、酒を飲んだり、気の向くままに過ごします。

そして夜の12時前には就寝。

こうしてみると、早期リタイアして働かなくなっても、生活リズムは働いていた頃からほとんど変わっていないことがわかります。変わったのが、通勤時間の朝と夕方の1時間半の時間が自由時間になったことくらいでしょうか。今でも、働いていた頃と同じく、夕方5時あたりまであっという間に過ぎてしまいます。早期リタイアした後でも、暇で退屈でやることがなくて飽きるとか、どちらかというとそんな時間の余裕はなくて、もっと1日の時間が長ければRPGゲームをやり込んだりして、長い時間が必要な楽しみを増やせるのにと思っています。

よく、早期リタイアして毎日が日曜日ですぐに飽きるとかいう意見とか主張とかあると思うのですが、私には全く当てはまりません。上の平日のタイムスケジュールを見ていただければわかる通り、平日の生活内容は、いわゆるハレとケの分類で、ケに当たる過ごし方です。上の主張は大体、ハレの日はたまにだからいいのであって、毎日がハレでもすぐに飽きるという主張であることが多いと思うのですが、その毎日がハレという前提が、実際私にとって現実の感覚とまるで異なるのです。

働いていた時の平日の過ごし方がいつも同じで、会社に行って昼間働いてと言った毎日あまり代わり映えのしない過ごし方でも多くの人が平気で定年まで同じ過ごし方を続けられるように、早期リタイアした今の平日の過ごし方もいつまでも続けられる、飽きる飽きないと言った次元とは異なる過ごし方になっているように思います。

というわけで、今のところ、「早期リタイアしてもすぐ飽きる」と言った状況になる気配が微塵も感じられません。さて、これが後何ヶ月、何年と今と同じ状況が継続するか、あるいはとても個人的には想像もできませんが、また働きたいと思うようになるのか。将来のことはさっぱりわかりませんが、楽しみにウォッチし続けようと思います。
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ポイントカードの導入

毎日、出かけた先で昼食にお店に入ると、支払い時に決まって「ポイントカードはお持ちですか?」と言われることに気づきます。

これも、早期リタイア前には全く気にもしなかったことですが、早期リタイア後に毎日のようにお昼に言われ続けると、さすがに「もしかすると、毎日機会損失し続けているのでは?」と気になってきます。

なので、いつもお店で言われるポイントについて調べた結果、2つのポイントカードを作成するに至りました。

当方が作成したのは「Tポイントカード」と「エポスカード」です。

働いていた時と違って、必要なポイントカードの種類が特定できて、かつ、毎回の支払いにカード提示する心の余裕があります。これらポイントをしっかり貯めて、有効活用したいと思います。

 

 

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晴れた日の1日

今日(このエントリーを書いている日)はとても天気が良く、夏日になると天気予報でも言っています。

以前のエントリーでも書いた通り、生活ルールを変更し、電車移動で安く行ける範囲内での行動を解禁しましたので、このところの数日、電車で行けるちょっと遠くの大きな町を訪れて、そこでの過ごし方、楽しみ方について探求していました。

生活ルールの変更

ですが、今日は本当に気候がいいので、こんな日は自然を楽しむことにしました。今日は歩きに限定して、この季節の良い気候を堪能してこようと思います。

まだ働いていた時の癖が残っていて、基幹の路線部分に通勤定期がある前提で、どこの町でも電車賃のコストをまるで考えることなく平気で電車移動してしまいかねない感じなので、電車のコストもちゃんと意識して行動することが必要です。早期リタイア後の様々な見直しで随分と余裕が出来てはいるのですが、だからといって働いていた頃と同じ感覚で、野放図に本当に必要でないコストも気にせず使っていては元の木阿弥だし、無駄な生活コスト削減の努力も水の泡です。

ここは気を引き締めて、想定外に新たに生じた生活資金余力を最も有効なところに使い、必要のないところで無駄に垂れ流さないよう、きちんと自己管理していきたいと思います。

ということで、今日はできるだけお金を使わず、自然に存在しているものを愛でて楽しむ日にしようと思います。

 

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キャリア契約ルーターのY!mobileルーター(月千円未満運用)への切り替え

以前のエントリーで、思いがけず、もしものために温存しているキャリアのルーター契約の見直しにまで踏み込むことになったことを書きました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

毎日の外出時のメインの通信手段は、このあいだ契約したドコモ系のSimフリー契約のSimを刺したルーターです。割と通信速度が出る会社を選んでいて、大体において満足しているのですが、唯一の問題は12時から13時の昼食時です。平日の昼休憩の誰もが食事を取るこのバタバタした時に、早期リタイアに踏み切った当方がわざわざ昼食を取るはずもなく、この時間は重要な仕事等に没頭する時間になっています。なので、大体は持ち出したノートパソコンに向かって、コンテンツ消費ではなく文章を書いたりして過ごしています。それだけに作った文章が、回線が繋がりにくいためにインターネット先のサーバーに保存されず、消えてしまって何度もなんども同じことを繰り返していると、さすがにうんざりしてきます。つまりは、平日12時から13時の間のSimフリー通信回線が最も弱い時間に、爆速ではなくても良いから切れずに確実につながるようなキャリアルーターは、私にとっては命綱と言っても良い存在になっているわけです。

そう思って、キャリア契約のルーターをわざわざ解約せずに温存しているのですが、いざというときにこのキャリア契約のルーターを使ってみると、意に反して奥まったところで繋がらなかったり、同じ系列の回線なのにもかかわらず、Simフリー回線よりも通信速度が出なかったりと言ったことが、わりと良く起こっていました。

振り返ってみれば、このキャリア契約のルーターをわざわざ購入したのは、働いていた時の通勤電車の長いトンネルの中で唯一つながるキャリアのルーターだったからでした。何故かはわかりませんが、当時から、電車内で通信がよく切れてあまり使い物にならなくて、トンネル専用で使っていたのを思い出しました。

というわけで、電車で遠出した町の家電量販店で、どこかに安くて昼食時に良くつながるキャリアルーターが無いかなあとウィンドウショッピングをしていたら、店の人に捕まってしまい、昼の12時から13時限定使用で良くつながるキャリアルーターを探しているのだと言うと、それならとても良い端末があるというではないですか。

話を聞いてみると、それはY!mobileのルーターで月2千円台のコストで今ならキャンペーンで月7GBまで使えるとのこと。いくら安くても、肝心の平日昼12時から13時の間につながらなければ全く意味がないと言うと、実はY!mobileは実質SoftBank回線で、ほぼ大手キャリア回線とイコールの回線品質であるとの説明を丁寧にしていただき、また、旧Emobileも合併元の一つと聞いて、急にY!mobileに親近感を感じ始めてしまいました。私が初めて保有したルーターがEmobileの卵型のルーターで、iPod Touch+Emobileルーターの組み合わせにて、昔さんざんお世話になったことを思い出しました。また、今の自身の行動範囲では、SoftBank回線は大抵いつも爆速でつながらないなどという憂き目に遭うことがなくて、このレベルの回線品質のルーターが安く使えないかと思いながらウインドウショッピングをしていたところだったのです。

なので、Y!mobileのこのルーターの説明を受けた時に、これはもう私のためにあるルーターなのではないかとさえ思い、即決で契約を決めました。また、端末代金を一括で支払えば、ポイント還元で10%帰ってくるとのことで、端末代金は一括で支払い、月額2千円台ではなく、当初2年間は900円台のコストでの運用と相成りました。

これで、Simフリーとキャリア契約の2つのルーターとSimフリースマートフォンで合計5千円程度の月額コストでの運用が実現することになったわけです。

しかも、ドコモ系列回線、SoftBank系列回線及びau系列回線と分散ができ、1社でもつながれば、何らかのインターネットアクセスが可能な運用という、ある意味かなり理想的なセッティングになりました。

私が契約したのは、以下のY!mobileオンラインストアの「Pocket WiFi 401HW」です。もし、状況やニーズが似ている方がいて、この街中での通信品質とランニングコストの安さに魅力を感じる方が他にいらっしゃいましたら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Y!mobileオンラインストア



スマートフォン(SoftBank iPhone6s)のSimロック解除とSimフリー契約(UQ mobile)への切り替え

前エントリーで保有するスマートフォンのSimロック解除を行ってSimフリー契約を締結したことを書きました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

本エントリーでは、このキャリア契約のスマートフォンをSimロック解除して実際にSimフリー契約を締結するまでをまとめようと思います。というのは、キャリアに対してSimロック解除が義務化され、大手キャリア各社が2015年5月以降販売の対象端末に対して、購入後180日という利用期間をSimロック解除のための条件として適用しているので、iPhone6sという特定端末の場合は販売開始日が昨年の9月下旬だったことから、使用開始からすでに180日経過している人の母集団自体がまだ非常に少ないのではないかと思われます。かつ通常2年契約で高額な割賦残金と解約金を払ってSimロック解除する人は非常に少数だと推測され、合わせてau系のSimフリー契約に旧ソフトバンク端末から移行する人の特定事例となると、結果的に今のところかなりマイナーな事例になっているのではと思えるからです。

しかしながら、当方が以下のリンク先の良サイトで参考にさせていただいた通り、au系の回線のSimフリー業者であるUQ mobileはSimフリー業者の中ではダントツの回線品質を有しています。(自身でも個人で可能な範囲でのテストを行った結果、同様の結論を得ました。)可能ならば、この通信品質と低コストのSimフリー契約に移行したいと思っている潜在的な人々が結構いるのではないかと思い、先行事例として情報提供する価値があるのではと思った次第です。

UQ mobileの評価と他の格安SIMとの比較と評判の詳細(別サイトです)

Simフリー各社の通信速度結果(別サイトです)

私はこのサイトの詳細な通信速度分析と評価を参考にさせていただいて、またUQ mobileその他各社のHPでの動作確認端末の詳細情報を確認した上で、SoftBankのiPhone6sのSimロック解除とUQ mobileSimフリー契約締結に踏み切ったのですが、結果的に正解でした。

移行後もしばらくはテストのためあえて手持ちのWi-Fiにつながず、モバイルデータ通信運用しているのですが、今まで全く不具合等無く、Simロックがなければ日本3大キャリアの回線のどこであっても使用可能なiPhone6sの理屈上の構造の通り、au系のUQ mobile回線でも問題なく使用できています。また、事前に期待した通信速度の通りの結果が私の場合は得られています。

私が実際に契約変更した時に認識し実際に確認した、想定されるこの回線変更によるメリットデメリットを挙げると以下の通りです。

(メリット)

  • Simフリー回線業者の間でのNo.1の回線品質 − 当然ながら、個人での検証なので、このiPhoneに載せたUQ mobile Simの通信速度ともう一つの私の保有するドコモ系回線のSimフリー契約のSimを載せたルーターの通信速度の比較ですが、それぞれ上記の参考サイトで測定されている数値に準じた通信速度の結果が私の環境、地域での検証でも確認できました。具体的には、町の中心部の昼12ー13時の最も回線速度の遅くなる時間でも1Mbps以上、その他の通常の速度が出る昼間の時間で二桁Mbpsでした。これは、同日同時刻に検証した私が保有するドコモ系回線Simフリー契約のルーターの結果のおよそ2倍の通信速度でした。比較に使用したドコモ系回線のSimフリー契約もかなり通信速度の良好な回線業社のものなのですが、それでもやはりこの結果です。実際、これだけの通信速度が出れば、私の使用環境で最も遅い通信速度となる平日12時から13時の間でも、支障なしに使用可能なレベルの通信速度です。
  • データ+音声通話プランで月額1680円(月3GB上限) – 自身のSoftBankの現行プランをMy SoftBankで確認してみると、税抜で9000円を軽く超えている感じです。端末の割賦販売の月額コストを考慮しても、明らかにコストカットにつながると思います。

(デメリット)

  • 月額3GBのデータ上限 – これが変更前のSoftBankのプランならば7GBなので、使用可能容量が半分以下になります。自分の場合は、早期リタイアにより、平日は基本、ノートパソコンを持ち出してルーターを使用しての通信、あるいは雨が降ったら自宅Wi-Fiでの使用となり、Wi-FiなしでUQ mobile回線を使用する局面がかなり限られていることもあり、3GB上限でも十分運用可能と判断しました。
  • テザリング不能 − 実際に自身でも試してみましたが、UQ mobileでの動作確認端末情報の通り、テザリングに使用することはできないようでした。私の場合は月額3GBという上限から、もうテザリング用途に使うことは想定できず、その部分はノートパソコンとタブレットで使う、Simフリーとキャリア契約の二つのルーターでまかなうことにしました。

以降は実際に私がこの契約移行を行った手順を記載します。

1.SoftBankでSimロック解除の手続きをする

(重要)この手続きには端末のIMEI番号が必要です。

とは言っても、このIMEI番号は簡単にわかります。iPhoneの「設定」から「一般」、「情報」へと進めば、15桁のIMEI番号が載っています。iPhone上で、この番号を長押しして出てきた「コピー」をタッチして、以下のSoftBankのHPからMy SoftBankに入れば、即Simロック解除のためのHPに飛んで、そこでIMEI番号を貼り付け入力したら、それでこの手続きは終わりました。

http://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

この手続きだけでは、キャリア契約を解約したことになりませんし、ソフトバンク回線も使用不能にはなりません。(もしかしたら、ソフトバンク契約を温存したまま、Simロック解除された状況を利用して、海外Sim等を活用できるのかもしれません。この部分については自身のSimロック解除の目的に入っていないので調査や検証をしておりません。)

2.SoftBankでMNP番号を取得する(電話番号を変更したくない場合)

以下のリンク先にあるMNPお問い合わせ窓口に電話して、MNP予約番号を取得します。この電話で本人確認や対象携帯電話番号、解約した場合の清算支払金額等を伝えられ、また移転先と移転理由を聞かれますが、特に強く引き止められることもなくちゃんと事務的に手続きを進めてもらえました。(答えたくなければ移転先や移転理由は答えなくても大丈夫だと思います。)

http://www.softbank.jp/mobile/support/cancellation/mnp/

MNP予約番号は、電話終了直後にSMSで送られてきます。(iPhoneの一番左の画面の左上にある緑に白い吹き出しの「メッセージ」のアプリに届きます。)

ここでもMNP予約番号をSoftBankから入手しただけではキャリア契約は解約にはなりません。実際にSimフリー業者と契約してSimが送られてきて、Simフリー業者のHPで切り替え処理をした時に初めて、キャリア契約が解約されます。それまでは今までどおりSoftBank回線が使えます。(MNP予約番号を入手して15日間のうちに他の業者への切り替え処理を行わなかった場合は、元の契約はそのまま継続となります。)

3.UQ mobileでオンライン契約する

UQ mobileでオンライン契約申し込みをします。(UQ Mobileオンラインショップでの申し込みはMNP予約番号取得日から2日以内に行ってくださいとのことです。)必要なのは2で手に入れたMNP予約番号と本人確認書類(運転免許証等、iPhoneで撮影してデータで送ればOKです。)、支払い用クレジットカードの番号です。



ちなみにHP上での申し込みでは、このSoftBank iPhone6sからの契約移行の場合は、「SIMカードのみ」の「音声通話付プラン」で「MNPを利用(他社からのお乗り換え)」を選んだ後に、Simの種類を選んでクリックして契約に進むようになっています。実は私はこれが分からず、またどのSimを選ぶべきなのかもはっきりせずにしばらく複数のHPの間をぐるぐる周回するだけで何分も時間を無駄にしてしまいました。このSoftBankのiPhone6s端末からUQ mobileへの切り替えの場合に選択すべきSimは「マルチSIM」とUQ mobileが呼んでいる「VoLTE対応SIMカード」で、これはVoLTE用のマイクロSimとしてもナノSimとしても使えるSimで、iPhone6sの場合はSimが実際に届いたらナノSim(一番小さいサイズのSim)として使います。

その他のキャリアまたはSimフリーのそれぞれのiPhone端末等に対し、OSバージョン別に、どのSimで申し込むべきか、そして対応するサービスの詳細がUQ mobileのHP上に動作確認端末情報として記載されていますので、自身の該当する内容を改めてご確認いただければと思います。

動作確認端末一覧

オプションサービスの選択がありますが、私はオプションは全て申し込まないことにしました。

4.Simが届いたら、UQ mobileのHPでの回線移行手続きとiPhone側のAPN設定を行う

(注意)この手続き、作業のためにはWi-Fi環境が必要です。自宅Wi-Fi等、Wi-Fi通信が使用可能な場所で行ってください。また念のため、iPhoneのiTunes上でのバックアップを行った後にこの作業を行うことをお勧めします。(私は面倒ですし、何かあってもiCloudバックアップで大体戻せるだろうと判断しましたのでこれは省いてしまいました。)

私の場合は、HPでの申し込みから2日後の午前中にはもうSimが郵送で届きました。Simが届いた後に行ったのは2点です。まず1点目は送られた用紙に記載されているHPアドレスにPC等からアクセスして、回線切り替え手続きをすることです。これを行って初めて、回線がSoftBankからUQ mobileに切り替わってSoftBank契約は解約となります。この作業に必要なのは二つの情報で、一つは「my UQ mobile ID」の入力で、これはUQ mobileへ申し込みを行った直後に送られてくる申し込み受付完了案内E-mailに書かれている10桁の受付番号を入力します。もう一つは「暗証番号」で、申し込み時に自身で入力した4桁の数字を入力します。

2点目の作業はAPN設定ですが、この作業は簡単な作業で、送られたSimをiPhoneへ刺した後に以下のリンク先のHPに書いてある通りの、「プロファイルのインストール(iOS9用)」を行えばあっという間に終わります。

http://www.uqwimax.jp/support/mobile/guide/apn/ios2.html

実際に、SoftBank回線からUQ mobile回線への切り替え作業で通信が使えない時間は、私の場合は無かったと思います。(送られた用紙には30分程度切り替えに要しますと書いてあります。)実際の切り替え時に、使用不能になる時間がほとんど、あるいは全く無いのは非常に良いと思います。今は多分、どのSimフリー回線業者でも大体そうなのではないかと推測しますが、他のSimフリー回線業者の使用の場合は確認をしていただければと思います。

以上で、契約移行手続きは完了です。

上記の私の先行事例が、将来、どなたかのご参考になり、快適かつお得なスマートフォン通信環境構築につながれば幸いに思います。

 



ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

以前の以下のエントリーの続きの話です。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後2)

ルーターのSimフリー契約を追加して、その代りにタブレットに乗っているキャリアの通信契約を解約したところまで上記のエントリーに書きました。その後、スマートフォンのSimロック解除とSimフリー契約締結、さらにはもしものために温存しているキャリアのルーターの契約の見直しにまで意図せず踏み込むことになってしまいました。

それぞれがちゃんと書くと結構な長さのエントリーになってしまいそうなので、また別エントリーを立てて書こうかと思います。もしかするとスマートフォンのSimロック解除とSimフリー契約の事例は割と希少価値のある人柱になっているかもしれません。(現状、キャリアから購入後180日経過以降でないとSimロック解除できないという制約があるため、純粋に当事例の該当者になり得る方自体が世の中でまだ少数派だと思いますので)

なので、とりあえず結果だけまとめますと、以前は、

-キャリア契約スマートフォン

-キャリア契約タブレット

-キャリア契約ルーター

だったのが、見直し後、

-Simフリー契約スマートフォン

-キャリア契約を解約したWi-Fiタブレット

-Simフリー契約ルーター

-キャリア契約ルーター’(ただし、爆安)

(既存のキャリア契約ルーターは月末解約予定)

となりました。割賦契約の分割支払金や解約の場合の解約一時金等があって損得をフェアに比較することが非常に難しいので、ここでは単純に毎月のランニングコストだけで示すと、毎月3万円程度払っていた自分一人の通信関係費用が、見直し後は月5千円程度になる見込みです。

見直ししたのはこれだけではなく、家族の通信契約も合わせて見直したので、早期リタイア後の通信料金関係の見直しだけで相当な金額の削減につながりました。自身ではこの影響は早期リタイア前に全く見込んでいなかったので、これは本当に想定外の結果でした。

働いていた頃は、通信契約コストの削減なんて話には耳を傾ける人間ではなかったのですが、振り返ってみるとこれに限らず、多くの無駄なお金を払っていたのかもしれないと思います。働いていた時は毎日毎日仕事に追われて、お金は稼いでいましたが、今から考えれば稼いだお金を湯水のように使っていたように思えます。特に時間を節約するためと、快適さを得るために。じっくり時間をかけて検討して、無駄を省く努力をするなんて余裕は、実は無かったのかもしれません。

今はお金を使わなくても、大勢の人でごった返す場所に行かない、平日の食事は普通の人が食べる12時から13時をはずした時間に食べる等、時間と場所と行動の自由を100%駆使すれば、大抵いつも望む快適さが得られます。

今現在の時間の自由、場所の自由、そして行動の自由を100%生かして、これからもどんどん自身の快適性を追求していこうと思います。

スマートフォン(SoftBank iPhone6s)のSimロック解除とSimフリー契約(UQ mobile)への切り替え

 



生活ルールの変更

このブログのエントリーでも書いてきた支出の見直しにより、また早期リタイア生活を実際に重ねていくことにより、単なる計算や予測ではなく実体験に基づいて、必要生活費が早期リタイアを想定していた時よりもずいぶん少なく済みそうだということがわかってきました。

なので、生活ルールを若干見直すことにしました。今まではクラウドワークス等でのSOHO仕事により日々の外出の際の支出を賄い、さらにプラスにして1日を終えることを目指してきましたが、それを止めることにしました。この制約条件を外し、あまり好みでない仕事や見るからに労力と報酬が見合っていない仕事についてはやらないことを徹底することにしました。結果として、行う単発のタスク仕事が1日じゅう見つからないこともあるかと思いますが、とりあえずそれを良しとして、今後はできるだけ効率良く、ごく一部の自身にとって好ましい案件のみをピックアップして仕事する形にしようと思います。

次に見直したのは、晴れた日には毎日訪れる家の近くの町についてです。今まではできるだけ歩きで行ける町に限定して、運動を兼ねて歩いて訪れるようにしていました。今回はこの制約も外して、歩いていくのは現実的ではないが安い電車賃で行ける町にまで行動範囲を広げることにしました。

これで、今までよりもずっと大きな町にくりだすことも可能になります。家電量販店や書店、デパートや映画館、食事等、楽しめそうなところも広がります。しばらくは、電車で行ける新しい複数の町での居心地のよい過ごし方を研究しようと思います。


ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後2)

以前のエントリーでSimフリー契約を締結し、追加のルーターを調達してこのSimフリー契約で追加のルーターを運用することを書きましたが、実際に運用を始めて何日か経ちました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後)

今のところ、非常に快適な外出時のインターネット環境を満喫しています。既存のキャリアのルーターも残していますが、平日の12:00−13:00の一部の時間は若干、引っかかるような時もないではないのですが、わざわざハイスピードのキャリアルーターに切り替える必要性を感じないことがほとんどです。

早期リタイア以降の日常の外出時に安いSimフリー契約主体で快適にインターネット環境が使えることが確認できましたので、タブレットの通信契約を実際に解約してきました。次はスマートフォンをSimフリーに切り替えて、快適な通信環境を確保したまま通信コストをさらに節約できるかどうか、研究していきたいと思っています。

合わせて、家のWi-Fiも結構調子が悪くて、度々繋がらなくなったりしていたので、思い切ってAirMac Expressを買ってきました。高い買い物でしたが、結果的に正解だったようです。どの機種からのWi-Fiアクセスも通信速度が今までより格段に早く、しかも今のところ、切れたりしてストレスがたまることがまったくありません。

これが相性の問題なのか、新しい据え置き型ルーターだからなのかは不明ですが、良好な結果が得られている限り、個人としてはもう追求の必要がない、どうでも良いことになっています。これも、もっと早く改善に動くべきでした。今までのストレスが嘘のようです。

早期リタイア以降の家と外出時のインターネット環境整備(含むコスト考慮)もかなり進んで、うまくいっていると思います。ここについては、早期リタイア前には想定していなかった生活コスト削減要因です。思わぬ生活コスト低減が実現出来て、良い方の見込み違いです。

これに限らず、今のところは、早期リタイアによる生活スタイルや生活場所等の違いによって、生活コストが前より下がる部分が多いように思います。例えば、スーツも要らなくなりますし、都会のど真ん中だからこその高い昼食代を毎日払う必要もなくなります。また生命保険の解約により、毎月の保険料も削減しました。早期リタイアを検討する際には、早期リタイア以降の想定される生活状況を念入りにシミュレーションして、気づいていない生活コスト低減可能な要素がないか、じっくり検討してみると良いかもしれません。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)



早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その2)

前エントリーで、早期リタイアのための必要資金を考える場合に通常あまり触れられないポイントではあるが、重要と考えられる2つのポイントについて書き始めました。

早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その1)

前回は、状況や考え方にもよりますが、早期リタイアの必要資金にはインフレ対応や抵抗力を持つことが必要なケースが多々考えられ、そういった場合は株式や不動産等、リスク性資産を一部持つ必要があるので、それら資産については流動性の不足や長期投資の必要性から、すぐに引き出して使える流動性資金としては考えれられないケースが多く、こう言った資産を含む場合には、早期リタイアの必要資金は年間必要資金かける必要年数という単純な算式で考えることはできないというポイントについて書きました。

今回はさらに進んで、こういう単純ではない性質の必要資金に対して典型的に適用されるリスクマネージメントの考え方について書いてみようと思います。

とまあ、もったいつけて書いている感じですが、書きたいことは単なるアセット・ライアビリティ・マネージメントの考え方です。ここでのアセットは早期リタイアのための必要資金で、ライアビリティは自身と家族等の必要生活費や将来出費のうち、国やその他の機関から年金等で支払われない部分です。つまり、早期リタイアのための必要準備資金の将来充当先のことです。

将来のリスクは、将来のライアビリティに対し、アセットからのキャッシュフローが必要十分でないことと定義されます。逆に言うと、アセットから得られる毎年のキャッシュフローで毎年の必要資金需要をちゃんとまかなえればOKなわけです。これが不足していたら、例えば定期預金や株式、不動産を不利な価格で売りさばく等が必要になる可能性があり、必要原資が毀損してしまうリスクを背負うこととなります。逆にアセットからのキャッシュフローが必要金額を大きく上回り過ぎても、今度は再投資リスクにさらされることになり、そのタイミングで超低金利や大幅なマイナス金利に見舞われていたら、再投資先に困ってしまいます。つまり、必要性の大小や重要性には程度の差はあっても、毎年、必要な金額が、そのための準備資産が生成するキャッシュフローで過不足なくまかなえればそれはそれで理想的なわけです。

まあ、将来必要となる毎年のキャッシュフローも完全に判明するものではなく、事前に想定できないアクシデントによって急に一時金が必要になる事態に直面することもあるわけですから、このアセット・ライアビリティ・マネージメントについては、少なくとも早期リタイアのための必要資金を考える際には、当然ガチガチに適用すべきものでは無く、必要資金の量やその資金のポートフォリオの内容、アロケーションを考える際に、ゆるく意識されていれば十分かと個人的には考えます。

それでも、この概念を意識するなら、早期リタイアのための必要資金量を考える時に、全く単純に必要年間資金かける必要年数のような算式では、必要資金の量を考えるには十分ではないと思います。

例えば、将来のインフレに対する十分な抵抗力を早期リタイアのための資産ポートフォリオに求め、一部資金を株式に投資してそこからキャピタルゲインを得ることによってインフレ対応することを想定するなら、その株式に投資する一部資金については、リスクテイクによりそこからインフレをはるかに上回る投資成果を得るために相当程度長期投資をする必要がある可能性を想定して、その間の期間中は全く使用不能な非流動性資金として考える必要があると思います。

その場合には、非流動性資金がキャッシュインフローとして使えない期間中は、その他の資金で必要キャッシュフローをまかなうことを想定して、必要資金のポートフォリオは適切にデザインする必要があるわけです。

こういった点を考え合わせなければ、早期リタイアのための必要資金の量が果たして十分であるかは判断できないものと思います。そして、これらの点が、早期リタイアのための必要資金が議論される際に、典型的に触れられない、あるいオミットされている部分だと思います。

なぜ、これらのポイントが通常オミットされるかと言えば、それはおそらく高度に複雑すぎる議論になってしまい、また個々人のリスク許容度や優先順位及びリスクに対する考え方や対応方針等によってその必要性が天と地ほど変わり得るからだと思います。

でもおそらくは、ただの記事上で、真剣に早期リタイアを想定したり実際に早期リタイアに踏み切ったりしない、机上の議論を行う人々はともかくとして、実際に真剣に早期リタイアを考えている人々は、無意識にしろ意識的であるにしろ、このような重要ポイントを踏まえた上で、早期リタイアのための必要資金の資金量やポートフォリオ等について考えているはずだと思います。

なので、早期リタイアを実際に実行した一人として、自身が早期リタイアのための必要資金を考えた際に重要ポイントとして当然のように意識した2つのポイントについてエントリーを書きました。

当然のことながら、この重要と考える2つのポイントについての対応方法は、そのポイントが想定するリスクについての個々人のリスク許容度や考え方に大きく影響を受けるだろうことは想像に難くありません。極端な話、将来の起こりうるインフレへの対応方法は、将来の生活費等の調整等、ライアビリティ側の調整であったり、再就職等の人的資産での対応だったりする場合があり得て、このリスクは人によっては対応すべきリスクでは全然無いという結論も、場合によって当然に有り得ると思います。

それでも、このリスクを踏まえた形で、早期退職のための必要資金量を考え、準備資産のポートフォリオを考えていく必要がある方々に向けて、当エントリーが何らかの刺激やヒント、示唆を与えることができれば、私としては非常に幸いに思います。

 

 

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