夏のゴルフではラフがきつくなって、この要因でスコアをまとめるのがなかなかに困難になります。
特に顕著なのがグリーン周りで、グリーンそばのラフでのアプローチを失敗すると即座にボギーやダボにつながり、スコアを崩していくことにつながります。
私がよく行くゴルフコースは、グリーンが小さかったり、2グリーンのコースだったりして、顕著にこの罠にはまります。
具体的には、グリーン上のピンが目の前で、感じを出して打つと長いラフに食われてチョロに近いアプローチショットになり、グリーンの端に乗っただけになったり、このミスを犯すことがいやでしっかりクラブを入れると、ラフから綺麗にクラブが抜けて強いボールになり、反対側のグリーンの端まで転がって行ってしまったり。
こんなミスを犯してしまうと非常に長いパットが残り、最悪3パットのトリまであるので、どんどんスコアが悪くなります。
結構、夏ゴルフのあるあるではないかと個人的に思うのですが、この現象の攻略法、対策法を個人的に確立したので、当ブログでこの手法をまとめておこうと思います。
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具体的な手法は、サンドウェッジのトウの下で球を打ち、勢いのない死に球を打つ方法です。
グリップは普通のグリップ方法ですが、思いっきり短く握ります。これで普通に構えればヒールが浮き、トウのみが接地するアドレスになります。そしてクラブのフェースを回して目標より左を向く様にします。これで、ヒールを浮かせた構えでも球が目標に向かって飛ぶ様になります。
トウしか接地していないので、アプローチの際のグリーン周りのラフからの抵抗が少なく、引っかからずに振り抜き易くなります。またクラブの芯を外すので、ボールが飛ばなくなって強いスイングをできる様になるので、これもラフに食われずにちゃんとスイングできる要因になります。
この2つの要素の相乗作用で、冒頭に挙げたグリーン周りのラフからのアプローチでの感じを出しすぎたチョロや、そのミスを嫌がった大オーバーといった2大致命的ミスが効果的に回避できる様になります。
このアプローチの使える範囲はだいたい数ヤードから十数ヤードの範囲といったところでしょうか。惜しいところでパーオンを逃すと、大体に置いてこの程度の距離が残るので、夏のグリーン周りのラフからのアプローチではかなりの頻度でこのアプローチ方法の出番はありそうです。
応用で、アドレスで球を左足に寄せて高い球、右足に寄せて低い球等の打ち分けも可能です。ボールが完全に埋まっている等の極端なケースではボールを右足に寄せて、特に短く持って強いクローズドフェースにアドレスして上からダウンブローに打って芝の抵抗を極限まで減らすといった応用もきかせられます。
かなりピンまでの距離があったり、グリーンが上りでかなり強く打たなければならないケースの場合は、この打ち方ではなく普通にクラブの芯で打つアプローチをした方が良い様です。この打ち方でかなり強く振ると、クローズに構えたフェースがラフの抵抗力に負けてインパクトでスクエアに戻り、芯に近いところでボールを捉える様になってきます。
先日9ホールのショートコースでこのアプローチ手法を試してきましたが、ドライバーのOBを除けばほぼパープレイで回ることが出来、かなりの効果を感じました。グリーンを外してもかなりの確率で寄せワンができれば、グリーンを狙うアイアンショットも思い切って攻めて行くことが出来る様になり、バーディチャンスも増える様になって、ここでも相乗効果が期待できます。
この夏はこのアプローチ手法をさらに研究し、好スコアでのラウンドを目指したいと思います。
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