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成功する株式投資のためのノウハウその1(マスコミ等の他者に騙されない)

株式投資で首尾よく結果を得るための方法やアプローチには数多くの種類があるものと推測しますが、私が株式投資で財を成した方法は、バフェット式の集中投資、安全域を確保した長期投資ですので、この投資方法を志す場合のノウハウや有効な手段について、全く体系的ではなく思いついた順ですが、書き綴っていこうと思います。

 

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どんな会社に投資するとしても、マスコミ、新聞その他の、無知や願望、クリック数稼ぎその他の、純粋な事実や情報からの意図的、無意識的な偏差、乖離を含んだ報道は避けられません。しかも、それらの偏差や乖離はランダムではなく、大抵一定の法則性があります。

例えば、記憶に新しいのが、日経の2016年の年末のAppleのiPhone減産の報道です。皮肉にもその直後のAppleのホリデーシーズン四半期の決算で非常に好調な結果が報告され、それからApple株価の怒涛の上昇が起こりました。昨年末の日経報道を純朴にも信じた方は、今年のAppleの50%程度の大幅な株価上昇を見逃す原因となるミスリーディングな報道に見事に騙されてしまったわけです。

実は日経のミスはこの1回だけではなく、Appleに関して何度も同じ方向のミスを犯しています。なので、日経だけ読んでいると、さぞAppleは調子が悪いのだろうと錯覚してしまいます。でも実際にAppleの決算の数字をきちんと毎四半期、認識し続けていれば、全く違う景色が見えてきます。なぜ、日経は毎度毎度、Appleの事業パフォーマンスについて、測ったように悲観的な方向に見誤るのでしょうか。

私は、こうではないかと思います。AppleのiPhoneは数多くの日本製部品で支えられています。いわば、Appleがくしゃみをすると、日本の精密部品会社が風邪をひくといって良い状況です。なので、iPhoneの不調の兆し、すなわち日本の数多くの精密部品会社の不振の予兆をどこよりも早くスクープするという目標に必死になっているのではないでしょうか。だから例えば、iPhoneの1部品の納入が何らかの理由で遅れたという理由で、その他の部品もスピード調整目的で減産したりすると、その情報を耳にし、いち早くiPhone減産イコール数多くの日本の精密部品会社に暗雲のスクープといった形で功を焦るのではないでしょうか。

こう考えると、毎年のように日経がAppleの業績について、なぜ悲観的な方向にいつも外し続けるのかについても、さもありなんと理解できます。また、日経だけ読んで、Appleの絶対的数値パフォーマンスを追わない人が、Appleの業績について誤ったイメージを持ってしまうことも納得します。

重要なことは、すべての報道機関とニュースソースは客観的報道はしないということ、何らかの理由やインセンティブで報道内容が歪んでいるということです。だから、自分の投資に少しでも関係のあるものであれば、必ずオリジナルソースを確認し、記事や情報内に含まれる第三者意見や見込みはとりあえず無視して、客観的な数値、情報のみをきちんと収集して自身の意見と見立て、仮説を持つこと、そしてその仮説を絶えずその後の客観情報により検証し続けることです。

すべての記者や書き手は、その分野の素人だと思ってかかった方が良い。何の根拠と検証もなく誰かのいうことを信じるべきではありません。たとえそれが業界の第一人者と呼ばれるアナリストであろうとも。根拠と十二分な検証なく誰かを信じると、必ずどこかでしっぺ返しを受けます。投資での成功を志すならば、他人本位な態度は論外です。すべて自分で納得いくまで調べて考え、120%の自信が持てる仮説に基づいた投資ポジションを持つべきです。

特にバフェット式の集中投資を行うならば、自身で120%の自信が持てるポジションしか持つべきではありません。投資は野球と違って何度ストライクの球を見逃しても良いのですから。たとえ1回でもバットを振った時にヒットやホームランになればそれで良いのです。たった1度のホームランや数度のヒットで、早期リタイアに辿りつけるのが株式投資であり、バフェット式の集中投資です。

ですから、自分の人生で得た知恵、経験と、先人の叡智から得た学びのすべてをたった1度や数度のスイングに込めるべきです。それがバフェット式投資で財を成した経験者からのアドバイスです。

これを行うためには、頭が弱く徹底的な検証もしない、そこらの記者やアナリストに振り回されていてはいけない。まずはそういったノイズに引っかからないのが投資に成功するための第一歩だと思います。

 

 

 

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