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職業人としての経験は、早期リタイア達成の為の成功する投資家となるのに役立つ

表題の内容は、個人的な経験に基づくものであって一般性、普遍性は無いものかもしれません。ですが、個人的には私が経験した職業人としての経験とは全く別の経路をたどった方にも、表題のことは程度の差こそあれ言える、ある意味真理なのではないかと私自身は考えています。

なので、このエントリーでは表題の内容について個人的に社会人として働いた経験で、早期リタイアを実現する為の成功する個人投資家となるために役立ったことを中心に書いていこうと思います。

 

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最近の風潮として、巷ではいわゆるサラリーマンの経験がいかにも無駄や無益で労働力を搾取される意味のないものとして論じられる風潮にあると感じています。これは、私の個人的経験とは180度異なります。早期リタイアを実現する為の投資の成功を成し遂げるために、社会人としての労働経験やその中で苦しんだ経験がとても役に立ったと感じています。

私は最初は比較的大きな会社に入り何年か働いた後に、その先の延長線上の職業人としての将来に疑問を感じて転職し、結局最後は新しい分野のスタートアップで文字通りの会社立ち上げから関わり、最終的に大きな会社になるまでその会社に関わり続けました。

その社会人としての労働経験の過程で学んだことは数多くあります。その中で個人投資家として役立った部分を箇条書きで書き出すと、
・最終的には上場会社の一部となり、常に株主目線で新しいビジネスを開拓し、収益性を確保する努力を続けた。この経験は株式会社、上場会社の仕組みを学び、株主の求めるものを学び、それを実現するためにはどうすれば良いかを学び、そのために必要なマーケティング、企業戦略を学んだ。これらの知識は、投資家となったときにどんな会社の株式に投資するべきか判断するときの目利きに大きく影響する。
・特に企業間の競争についての学びはとても大きく深いものだった。業界初の新商品で賑わせても、簡単に他社が真似できるものであればその栄華は一瞬で、すぐに新市場はレッドオーシャンになる。ビジネスモデルも全く同じで、バフェット氏のいう堀がなければ、あっという間に新しく会社が次々と立ち上げられて魅力的な市場がすぐに過当競争の場となり、利益を上げていくことが困難になる。これは投資家として株式を選ぶときに、堀で守られている会社か否かの視点が絶対に必要であることを学ぶ良い機会となった。
・職業人として真剣に働いていなければ、何十億、何百億、何千億円のマーケットでの試行錯誤の経験を得ることは非常に困難。このような巨大市場でのマーケティングや企業戦略の様々な試行錯誤の成功体験、失敗経験は、自身が投資家となって外から会社を見る立場になったときに、会社の内部で起こっていること、その業界で起こっていることを理解し、その成否を事前判断するのにとても役立った。
・特にマーケティングに関しては、数多くの業界で同様のパターンが繰り返される傾向にある。社会人としてのここについての実体験の存在は、個人投資家として注目する業界に将来起こることを精度高く予測することにとても役立った。
・また社会人、職業人として必要に迫られてマスターした英語力が、個人投資家として世界中で起こっていることを最も効率良く、また最も正確に把握する為の力となった。

という感じで、自身を振り返って見ると、社会人、職業人としての上記の経験なしでは、個人投資家としての成功は多分なかったのではないかと思えるほど、社会人としての職業経験と個人投資家としての個人的な優位性が色濃く被っています。

私の経験は私だけのものであって、他の人は全く異なる社会人経験、職業人経験を持つだろうことは至極当然で明らかなことではありますが、私とは全く異なる分野や内容であっても、その中で極限までの貴重な社会人経験を積み、その分野でひとかどの人物となった方には、間違いなく私とは全く異なる、その方の経験内容に沿った、他人よりも圧倒的に飛び抜けた強みを持つ分野が育っていると思うのです。その知識、経験や学びを基礎とした眼力は、投資に活かせる優れた目になる可能性が非常に大きいと私は考えています。

というわけで、社会人、職業人としての真剣な労働経験は、一般論としてもその後の個人投資家としての人生に非常に役に立つのではないかと私は考えています。

 

 

 

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