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ゴルフ – ホームコースの理事長杯に初参加

今では、ゴルフのホームコースをいくつも持っているので、時間の許す範囲でホームコースの月例杯等のクラブ競技に出るようにしています。目的は自分の進歩の確認で、いいスコアで回って入賞したりしてクラブハンディが減ったり、残り3ホールですべてボギーでもハンディが減るとかいったプレッシャーのかかるシチュエーションで自身の力を最大限に発揮できるかにトライするのが純粋に楽しいので、だいたいクラブ競技に限って参加するようにしています。

ただ、そういうスタンスでクラブ競技に参加するときにめんどくさいなと感じるのが、他人に勝つことを目的としているタイプの人で、ただ他人に勝つために自身のベストを尽くすだけなら全然よいのですが、自身の範囲を飛び越えて、他人へのベクトルが向く人、特に他人に厳しく自分に甘い人に結構出会うのがこの手の競技でめんどくさいところです。軽いところではいちいち口で攻撃してこようとする人、今トップですよとか残り数ホールパーなら優勝ですねとか、ある程度なら笑ってスルーする内容ですが、あまりにしつこい感じだと、この人プレッシャーをわざわざかけようとしてるのかなと思ってしまいます。というのは、私は同伴競技者がこの調子で回れば優勝確実とか、ハンディが減ってシングルになれそうという状況に気づいたら、あえてそれを口にださず気づかないふりをして、意図的に当人にいらぬプレッシャーをかけないように努めているからです。自身が、自身の向上を目指してプレーしてるので、他人のその機会をじゃましたくないのです。結果、その同伴競技者が優勝したり、シングルハンディを得たりしても、他人と競争してるつもりがさらさらないので、ただただその優れたプレーを称賛するだけです。

それくらいならただただお笑いで、ことさらにプレッシャーをかけてこようとする人もまあ自身の精神の鍛練くらいに思っているのですが、競技の名誉性ともいうべき比重が高まってくると出会う可能性が特に多くなってくるのが、他人に厳しく自分に甘い人たちです。

個人的には、名誉というべきものに全くと言っていいほど興味がないので、メンバーのコースの4大競技に参加したことが今までなかったのですが、この間スケジュールが空いていたのでうっかりホームコースの理事長杯に参加して、そこでこんなことがありました。

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その時の同伴者の一人が以前、月例で一緒になったことがある人で、この人は他人にきびしいなあとの印象をもっていた人でした。月例で一緒に回ると、マーカーとしてのニアレストポイントの判断やコースアウトした位置の判断等で、プレイヤーとしての性格がでます。ルールを最大限有効利用して正当な処置の範囲内で最大限、同伴競技者を救済できるようにルール適用しようとする人もいれば、同伴競技者を文字通り、入賞を争う敵として取り扱い、相手に厳しくなるように厳しくなるように判断する傾向の人もいます。明らかに名誉を得るための競技になればなるほど、後者のタイプの人に出会う確率が増えてラウンドがギスギスしがちな傾向にあると思います。

その他人に厳しいタイプの同伴競技者のボールが、明らかにコース内にあるはずなのにもかかわらずなかなか見つからず、その同伴競技者は捜索をいったん中断して暫定球を打ちに戻っていき、その暫定球を打った後に前に進む過程で元のボールをその本人が見つけました。明らかに3分は超えているように私には思えましたが、マーカーの人がOKと認めたため、私はマーカーの判断を尊重し何もいわず、その同伴競技者は元のボールを打っていきました。このような状況の時に自分に甘い人はわかります。私も同じ経験があってフェアウェイのセンターにいったボールがなかなか見つからず、やはりティに戻って暫定球を打ってもどる途中に1球めが見つかりましたが、3分を軽く超えているので1球目は紛失球として取り扱い、打ち直しの3打目の球を採用してプレー再開しました。マーカーや同伴競技者に言われるまでもなく自身が自分の審判となって正しく処置するよう努めるのがゴルフというスポーツです。なので自分に不利になるが、自身に対して正当な厳しいジャッジができるかどうかが自身の人間力が問われる場面で、その時に同伴競技者やマーカーの人がやさしい人だからといってそこに甘えて自分に甘いジャッジをしてしまう人は人間力というべきものが低い人だと思います。

他人にあれだけ厳しく当たる人が、打って変わって自分には全く厳しく振る舞えず甘い処置をするのを見ると、ああこの人はルールに厳格な人ではなくただ不当に自身に有利な結果を得たいわがままな人だったのねとがっかりします。私自身、自身の向上を目指してプレーしているので、厳格なルールを曲げてルールを緩くして結果を良くしても、何の目的も達成できていない事は自身でありありとわかるので、自身に甘く取り扱うことに何の意味も見出せません。なので、こういう時は自分なら他人には甘く自分には厳しく処理します。

正直言ってクラブ競技の入賞賞品の商品券など、いつも使い道に困るくらいで、必要なものはいつもちゃんと自分でお金を払って買っていてその余力が常にあるので、いわゆるタダという報酬にも何の意義も見出せないのが、早期リタイア者の特徴でもあります。もう自分は死ぬまでに自身の構築した資産を使い切ることはないだろうと思うから早期リタイアしてるわけで、そんな人には買い物がタダになる券など意味はありません。またすぐ埃をかぶって家のどこかに眠ってしまう小さなトロフィーなど、ルールを曲げた故の結果なら自らの汚点の記録にしかなりません。そういうわけでただただ厳正なルールに基づく結果による進歩の確認がクラブ競技の純粋な目的になるのです。そういう立場から見ると、入賞のタダ券目指して、あるいは何だかよくわからない名誉の小さなトロフィー目指してルールを曲げて自身を上位に押し上げたり、他人を引きずり下ろしたり、スコアを誤魔化したりする人たちは自分には意味のない事をしている別世界の人たちにしか見えません。

それでも、そういう他人に厳しく自分に甘い人には普通にしょっちゅう出会うもので、そんな人がいても自分にはほぼ何も影響を与えないので普通にスルーしてラウンドしていると、後ろの組の人たちからクレームが入りました。全然進まずに打ち直しに戻ってきたのに、打ち直しの球を採用せずに元の球でプレーをしたことを知って、明らかに3分を超えていて違反だとクレームをコースの競技委員に入れてきたのです。明らかにこれは越権行為で、正確に時間を計れていない局外者が判断すべき事項ではないので、口出しすべきではないことです。

コースの競技委員もそう判断したようですが、結局は他人に厳しく自分に甘い同伴競技者と、おそらくは同じく他人に厳しく自分に甘いんじゃないかと思われる後続組の一部の人たちの衝突になってしまいました。自分に権利のないマターオブオピニオンのルールジャッジについて執拗にクレームをいれ続ける、まるで自分には他人が持ち得ない特権を持っているかのように振る舞う人も自分に甘い人の特徴だと思います。

そういった人たちの争いを見て、ああ不毛だなあと、理事長杯の入賞や優勝なんて別にそんな骨肉の醜い争いをしてまで欲しいものでもないだろうにと、めんどくさい人たちだなあと思ってしまいました。

そういうめんどくさい人たちと関わり合いになるのがいやなので、極力名誉色のつよい4大競技等に参加してこなかったのですが、今回うっかり理事長杯に参加してしまって1つ分かったことがありました。

このメンバーコースは予選27H、決勝は翌週にまた一日27Hを回るのですが、カート乗車OKなのに同伴プレイヤーの少なくない人たちが、最後の方に次々とバタバタ崩れていくのです。明らかに自身よりも数段ゴルフが上手く、ハンディの少ない人たちが終わりの方でボールを曲げ始めてスコアを崩していって、アンダーハンディ競技でしたがハンディを加味しなくても、最終的に自身の上には数人くらいしかいない結果になりました。

要は多くの上手な人を含め、一日27Hをきちんと回りきる体力と精神力のある人が極めて少ないということで、普段は18H競技であまり気づきませんでしたが、ロングラン競技だと体力の関係でだまっていてもどんどん上位に上がってしまうということでした。

当方は健康維持増進もゴルフプレーの目的の一つにしていますので、他人に迷惑を掛けない範囲で歩ける場面では歩くことにしています。操縦式のカートや乗り入れ可のコースだとカートのスピードが速くカートに乗った方がプレー進行が早くなるので、歩くのは自重したりしますが、電磁誘導の自走式カートとかだと歩いたほうが数段早いことが多く、気づいたら山岳コースでも普通に1Rほぼ全部歩いたなんて結果になることがしょっちゅうです。

なので、27H回るくらいで足腰がへばることはなく、今回の理事長杯も後半になればなるほど体が切れてきてナイスショットが連発し、まだまだ回れそうですねと同伴者に言われるほどでした。

結局、心技体とはいいますが、心技は体あっての話なのだと、体をきちんと鍛えておくと結果に如実に表れるということが分かった経験でした。