良いサブスクリプション型の読み放題ニュースサービスができないかな

By | 2018年5月10日

当ブログでもエントリーの中で事例をあげているように、株式投資をしている場合は、投資先の事業の継続的な分析、評価以前に、新聞や報道、インターネットニュースに存在する様々なノイズに引っかからないようにする必要があり、報道の中にある嘘や誇張、誤りや論理矛盾等を見破ったりする必要に迫られるケースがあります。

複雑なケース、単一の新聞社だけではなく多くのアナリスト等も一斉に騙されるこんなケースの場合はともかくとして、例えばインターネット上のニュースによくあるのが、単純にクリック目的と思われる、表題をわざと誤解を生みやすいものにしたり、極端な表現をしたり、分かりにくくしたりしているもので、内容を見にクリックするとがっかりする性質のニュース記事がたくさんあります。またクリックするとがっかりするものだけでなく、ニュース記事を全部読んだあとでがっかりするパターンもたくさんあります。例えばなぜ何々なのかという見出しで、最後まで読んでも理由が書いていないだとか、理由になっていないとか等です。

こういった、クリック目的や最後まで読ませる目的で、読者の時間を不当に奪うだけのニュース記事が非常に多く、インターネット上から情報を得るプロセスには非効率性にあふれています。

 

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なので、アップルがサービス開始すると噂されている、サブスクリプション型のニュースサービスに期待しています。特に、記者や報道機関のとにかくクリックさせて、記事を見させ読ませて広告を読者の目に入れてクリックさせたいというゆがんだ目的が、読者の有益な情報を得たいというニーズに全くマッチしていないのが、現行のインターネット上のニュース記事の問題点と認識しています。なので、こういった記者や報道機関側の歪んだインセンティブのない報道供給の場が欲しいと切に願っているのです。

サブスクリプション型のニュースサービスであれば、中身に広告を一切入れる必要はないし、記事を読ませれば勝ちの仕組みではなく、例えばサブスクリプション読者1人につきに役に立ったボタンを月10記事まで押すことができ、役に立ったボタンを多く押してもらった記事に読者が支払った料金が多く配分される仕組みにするとかで、良い記事、役に立つ記事ほど記事報酬が多くなる仕組みにすれば、最初に書いたような、くだらないクリック目的、記事を最後まで読ませる目的の記事がなくなり、煽り等で内容が貧困で役に立たない記事が淘汰されてなくなっていくのではと思うのです。

それならインターネットニュースではなく新聞記事で良いではないかと思われるかもしれませんが、当エントリーのリンクに貼っているように、様々なデマや誤報の発信源は実は新聞報道であることがとても多いのです。なので既存の新聞報道の、十分な調査と裏付けを得ずに、また結論ありきで書かれるゆがんだ報道態度の記事が速やかに淘汰される仕組みの新しい場が欲しいのです。というわけなのでサブスクリプションサービス内では役に立ったボタンだけでなく、月一定数の役に立たなかったボタンとか有害だったボタンがあっても良いかもしれません。

Appleがちゃんと中抜きしてくれれば、記者や報道機関がサブスクリプション読者になって役に立ったボタンを自社の記事に集中させても、サブスクリプション料よりも少ない金額しか報酬として得られませんので、不正すればするほど損失がかさんでいくことになり、不正が自然に抑制、防止されるのではないかと思います。

別にAppleでなくても良いのですが、どこかで良い記事や記者、報道機関が報酬を多く得て儲かっていくニュース報道、記事の場が育って欲しいのです。そのためには月何千円でも喜んで払い、悪貨が良貨を駆逐していく場ではなく、良貨が悪貨を駆逐していく健全な場が育つことにいち読者として貢献したいと切に願っています。

 

 

 

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