Author Archives: Sakura

キャリア契約ルーターのY!mobileルーター(月千円未満運用)への切り替え

以前のエントリーで、思いがけず、もしものために温存しているキャリアのルーター契約の見直しにまで踏み込むことになったことを書きました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

毎日の外出時のメインの通信手段は、このあいだ契約したドコモ系のSimフリー契約のSimを刺したルーターです。割と通信速度が出る会社を選んでいて、大体において満足しているのですが、唯一の問題は12時から13時の昼食時です。平日の昼休憩の誰もが食事を取るこのバタバタした時に、早期リタイアに踏み切った当方がわざわざ昼食を取るはずもなく、この時間は重要な仕事等に没頭する時間になっています。なので、大体は持ち出したノートパソコンに向かって、コンテンツ消費ではなく文章を書いたりして過ごしています。それだけに作った文章が、回線が繋がりにくいためにインターネット先のサーバーに保存されず、消えてしまって何度もなんども同じことを繰り返していると、さすがにうんざりしてきます。つまりは、平日12時から13時の間のSimフリー通信回線が最も弱い時間に、爆速ではなくても良いから切れずに確実につながるようなキャリアルーターは、私にとっては命綱と言っても良い存在になっているわけです。

そう思って、キャリア契約のルーターをわざわざ解約せずに温存しているのですが、いざというときにこのキャリア契約のルーターを使ってみると、意に反して奥まったところで繋がらなかったり、同じ系列の回線なのにもかかわらず、Simフリー回線よりも通信速度が出なかったりと言ったことが、わりと良く起こっていました。

振り返ってみれば、このキャリア契約のルーターをわざわざ購入したのは、働いていた時の通勤電車の長いトンネルの中で唯一つながるキャリアのルーターだったからでした。何故かはわかりませんが、当時から、電車内で通信がよく切れてあまり使い物にならなくて、トンネル専用で使っていたのを思い出しました。

というわけで、電車で遠出した町の家電量販店で、どこかに安くて昼食時に良くつながるキャリアルーターが無いかなあとウィンドウショッピングをしていたら、店の人に捕まってしまい、昼の12時から13時限定使用で良くつながるキャリアルーターを探しているのだと言うと、それならとても良い端末があるというではないですか。

話を聞いてみると、それはY!mobileのルーターで月2千円台のコストで今ならキャンペーンで月7GBまで使えるとのこと。いくら安くても、肝心の平日昼12時から13時の間につながらなければ全く意味がないと言うと、実はY!mobileは実質SoftBank回線で、ほぼ大手キャリア回線とイコールの回線品質であるとの説明を丁寧にしていただき、また、旧Emobileも合併元の一つと聞いて、急にY!mobileに親近感を感じ始めてしまいました。私が初めて保有したルーターがEmobileの卵型のルーターで、iPod Touch+Emobileルーターの組み合わせにて、昔さんざんお世話になったことを思い出しました。また、今の自身の行動範囲では、SoftBank回線は大抵いつも爆速でつながらないなどという憂き目に遭うことがなくて、このレベルの回線品質のルーターが安く使えないかと思いながらウインドウショッピングをしていたところだったのです。

なので、Y!mobileのこのルーターの説明を受けた時に、これはもう私のためにあるルーターなのではないかとさえ思い、即決で契約を決めました。また、端末代金を一括で支払えば、ポイント還元で10%帰ってくるとのことで、端末代金は一括で支払い、月額2千円台ではなく、当初2年間は900円台のコストでの運用と相成りました。

これで、Simフリーとキャリア契約の2つのルーターとSimフリースマートフォンで合計5千円程度の月額コストでの運用が実現することになったわけです。

しかも、ドコモ系列回線、SoftBank系列回線及びau系列回線と分散ができ、1社でもつながれば、何らかのインターネットアクセスが可能な運用という、ある意味かなり理想的なセッティングになりました。

私が契約したのは、以下のY!mobileオンラインストアの「Pocket WiFi 401HW」です。もし、状況やニーズが似ている方がいて、この街中での通信品質とランニングコストの安さに魅力を感じる方が他にいらっしゃいましたら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Y!mobileオンラインストア



スマートフォン(SoftBank iPhone6s)のSimロック解除とSimフリー契約(UQ mobile)への切り替え

前エントリーで保有するスマートフォンのSimロック解除を行ってSimフリー契約を締結したことを書きました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

本エントリーでは、このキャリア契約のスマートフォンをSimロック解除して実際にSimフリー契約を締結するまでをまとめようと思います。というのは、キャリアに対してSimロック解除が義務化され、大手キャリア各社が2015年5月以降販売の対象端末に対して、購入後180日という利用期間をSimロック解除のための条件として適用しているので、iPhone6sという特定端末の場合は販売開始日が昨年の9月下旬だったことから、使用開始からすでに180日経過している人の母集団自体がまだ非常に少ないのではないかと思われます。かつ通常2年契約で高額な割賦残金と解約金を払ってSimロック解除する人は非常に少数だと推測され、合わせてau系のSimフリー契約に旧ソフトバンク端末から移行する人の特定事例となると、結果的に今のところかなりマイナーな事例になっているのではと思えるからです。

しかしながら、当方が以下のリンク先の良サイトで参考にさせていただいた通り、au系の回線のSimフリー業者であるUQ mobileはSimフリー業者の中ではダントツの回線品質を有しています。(自身でも個人で可能な範囲でのテストを行った結果、同様の結論を得ました。)可能ならば、この通信品質と低コストのSimフリー契約に移行したいと思っている潜在的な人々が結構いるのではないかと思い、先行事例として情報提供する価値があるのではと思った次第です。

UQ mobileの評価と他の格安SIMとの比較と評判の詳細(別サイトです)

Simフリー各社の通信速度結果(別サイトです)

私はこのサイトの詳細な通信速度分析と評価を参考にさせていただいて、またUQ mobileその他各社のHPでの動作確認端末の詳細情報を確認した上で、SoftBankのiPhone6sのSimロック解除とUQ mobileSimフリー契約締結に踏み切ったのですが、結果的に正解でした。

移行後もしばらくはテストのためあえて手持ちのWi-Fiにつながず、モバイルデータ通信運用しているのですが、今まで全く不具合等無く、Simロックがなければ日本3大キャリアの回線のどこであっても使用可能なiPhone6sの理屈上の構造の通り、au系のUQ mobile回線でも問題なく使用できています。また、事前に期待した通信速度の通りの結果が私の場合は得られています。

私が実際に契約変更した時に認識し実際に確認した、想定されるこの回線変更によるメリットデメリットを挙げると以下の通りです。

(メリット)

  • Simフリー回線業者の間でのNo.1の回線品質 − 当然ながら、個人での検証なので、このiPhoneに載せたUQ mobile Simの通信速度ともう一つの私の保有するドコモ系回線のSimフリー契約のSimを載せたルーターの通信速度の比較ですが、それぞれ上記の参考サイトで測定されている数値に準じた通信速度の結果が私の環境、地域での検証でも確認できました。具体的には、町の中心部の昼12ー13時の最も回線速度の遅くなる時間でも1Mbps以上、その他の通常の速度が出る昼間の時間で二桁Mbpsでした。これは、同日同時刻に検証した私が保有するドコモ系回線Simフリー契約のルーターの結果のおよそ2倍の通信速度でした。比較に使用したドコモ系回線のSimフリー契約もかなり通信速度の良好な回線業社のものなのですが、それでもやはりこの結果です。実際、これだけの通信速度が出れば、私の使用環境で最も遅い通信速度となる平日12時から13時の間でも、支障なしに使用可能なレベルの通信速度です。
  • データ+音声通話プランで月額1680円(月3GB上限) – 自身のSoftBankの現行プランをMy SoftBankで確認してみると、税抜で9000円を軽く超えている感じです。端末の割賦販売の月額コストを考慮しても、明らかにコストカットにつながると思います。

(デメリット)

  • 月額3GBのデータ上限 – これが変更前のSoftBankのプランならば7GBなので、使用可能容量が半分以下になります。自分の場合は、早期リタイアにより、平日は基本、ノートパソコンを持ち出してルーターを使用しての通信、あるいは雨が降ったら自宅Wi-Fiでの使用となり、Wi-FiなしでUQ mobile回線を使用する局面がかなり限られていることもあり、3GB上限でも十分運用可能と判断しました。
  • テザリング不能 − 実際に自身でも試してみましたが、UQ mobileでの動作確認端末情報の通り、テザリングに使用することはできないようでした。私の場合は月額3GBという上限から、もうテザリング用途に使うことは想定できず、その部分はノートパソコンとタブレットで使う、Simフリーとキャリア契約の二つのルーターでまかなうことにしました。

以降は実際に私がこの契約移行を行った手順を記載します。

1.SoftBankでSimロック解除の手続きをする

(重要)この手続きには端末のIMEI番号が必要です。

とは言っても、このIMEI番号は簡単にわかります。iPhoneの「設定」から「一般」、「情報」へと進めば、15桁のIMEI番号が載っています。iPhone上で、この番号を長押しして出てきた「コピー」をタッチして、以下のSoftBankのHPからMy SoftBankに入れば、即Simロック解除のためのHPに飛んで、そこでIMEI番号を貼り付け入力したら、それでこの手続きは終わりました。

http://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

この手続きだけでは、キャリア契約を解約したことになりませんし、ソフトバンク回線も使用不能にはなりません。(もしかしたら、ソフトバンク契約を温存したまま、Simロック解除された状況を利用して、海外Sim等を活用できるのかもしれません。この部分については自身のSimロック解除の目的に入っていないので調査や検証をしておりません。)

2.SoftBankでMNP番号を取得する(電話番号を変更したくない場合)

以下のリンク先にあるMNPお問い合わせ窓口に電話して、MNP予約番号を取得します。この電話で本人確認や対象携帯電話番号、解約した場合の清算支払金額等を伝えられ、また移転先と移転理由を聞かれますが、特に強く引き止められることもなくちゃんと事務的に手続きを進めてもらえました。(答えたくなければ移転先や移転理由は答えなくても大丈夫だと思います。)

http://www.softbank.jp/mobile/support/cancellation/mnp/

MNP予約番号は、電話終了直後にSMSで送られてきます。(iPhoneの一番左の画面の左上にある緑に白い吹き出しの「メッセージ」のアプリに届きます。)

ここでもMNP予約番号をSoftBankから入手しただけではキャリア契約は解約にはなりません。実際にSimフリー業者と契約してSimが送られてきて、Simフリー業者のHPで切り替え処理をした時に初めて、キャリア契約が解約されます。それまでは今までどおりSoftBank回線が使えます。(MNP予約番号を入手して15日間のうちに他の業者への切り替え処理を行わなかった場合は、元の契約はそのまま継続となります。)

3.UQ mobileでオンライン契約する

UQ mobileでオンライン契約申し込みをします。(UQ Mobileオンラインショップでの申し込みはMNP予約番号取得日から2日以内に行ってくださいとのことです。)必要なのは2で手に入れたMNP予約番号と本人確認書類(運転免許証等、iPhoneで撮影してデータで送ればOKです。)、支払い用クレジットカードの番号です。



ちなみにHP上での申し込みでは、このSoftBank iPhone6sからの契約移行の場合は、「SIMカードのみ」の「音声通話付プラン」で「MNPを利用(他社からのお乗り換え)」を選んだ後に、Simの種類を選んでクリックして契約に進むようになっています。実は私はこれが分からず、またどのSimを選ぶべきなのかもはっきりせずにしばらく複数のHPの間をぐるぐる周回するだけで何分も時間を無駄にしてしまいました。このSoftBankのiPhone6s端末からUQ mobileへの切り替えの場合に選択すべきSimは「マルチSIM」とUQ mobileが呼んでいる「VoLTE対応SIMカード」で、これはVoLTE用のマイクロSimとしてもナノSimとしても使えるSimで、iPhone6sの場合はSimが実際に届いたらナノSim(一番小さいサイズのSim)として使います。

その他のキャリアまたはSimフリーのそれぞれのiPhone端末等に対し、OSバージョン別に、どのSimで申し込むべきか、そして対応するサービスの詳細がUQ mobileのHP上に動作確認端末情報として記載されていますので、自身の該当する内容を改めてご確認いただければと思います。

動作確認端末一覧

オプションサービスの選択がありますが、私はオプションは全て申し込まないことにしました。

4.Simが届いたら、UQ mobileのHPでの回線移行手続きとiPhone側のAPN設定を行う

(注意)この手続き、作業のためにはWi-Fi環境が必要です。自宅Wi-Fi等、Wi-Fi通信が使用可能な場所で行ってください。また念のため、iPhoneのiTunes上でのバックアップを行った後にこの作業を行うことをお勧めします。(私は面倒ですし、何かあってもiCloudバックアップで大体戻せるだろうと判断しましたのでこれは省いてしまいました。)

私の場合は、HPでの申し込みから2日後の午前中にはもうSimが郵送で届きました。Simが届いた後に行ったのは2点です。まず1点目は送られた用紙に記載されているHPアドレスにPC等からアクセスして、回線切り替え手続きをすることです。これを行って初めて、回線がSoftBankからUQ mobileに切り替わってSoftBank契約は解約となります。この作業に必要なのは二つの情報で、一つは「my UQ mobile ID」の入力で、これはUQ mobileへ申し込みを行った直後に送られてくる申し込み受付完了案内E-mailに書かれている10桁の受付番号を入力します。もう一つは「暗証番号」で、申し込み時に自身で入力した4桁の数字を入力します。

2点目の作業はAPN設定ですが、この作業は簡単な作業で、送られたSimをiPhoneへ刺した後に以下のリンク先のHPに書いてある通りの、「プロファイルのインストール(iOS9用)」を行えばあっという間に終わります。

http://www.uqwimax.jp/support/mobile/guide/apn/ios2.html

実際に、SoftBank回線からUQ mobile回線への切り替え作業で通信が使えない時間は、私の場合は無かったと思います。(送られた用紙には30分程度切り替えに要しますと書いてあります。)実際の切り替え時に、使用不能になる時間がほとんど、あるいは全く無いのは非常に良いと思います。今は多分、どのSimフリー回線業者でも大体そうなのではないかと推測しますが、他のSimフリー回線業者の使用の場合は確認をしていただければと思います。

以上で、契約移行手続きは完了です。

上記の私の先行事例が、将来、どなたかのご参考になり、快適かつお得なスマートフォン通信環境構築につながれば幸いに思います。

 



ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)

以前の以下のエントリーの続きの話です。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後2)

ルーターのSimフリー契約を追加して、その代りにタブレットに乗っているキャリアの通信契約を解約したところまで上記のエントリーに書きました。その後、スマートフォンのSimロック解除とSimフリー契約締結、さらにはもしものために温存しているキャリアのルーターの契約の見直しにまで意図せず踏み込むことになってしまいました。

それぞれがちゃんと書くと結構な長さのエントリーになってしまいそうなので、また別エントリーを立てて書こうかと思います。もしかするとスマートフォンのSimロック解除とSimフリー契約の事例は割と希少価値のある人柱になっているかもしれません。(現状、キャリアから購入後180日経過以降でないとSimロック解除できないという制約があるため、純粋に当事例の該当者になり得る方自体が世の中でまだ少数派だと思いますので)

なので、とりあえず結果だけまとめますと、以前は、

-キャリア契約スマートフォン

-キャリア契約タブレット

-キャリア契約ルーター

だったのが、見直し後、

-Simフリー契約スマートフォン

-キャリア契約を解約したWi-Fiタブレット

-Simフリー契約ルーター

-キャリア契約ルーター’(ただし、爆安)

(既存のキャリア契約ルーターは月末解約予定)

となりました。割賦契約の分割支払金や解約の場合の解約一時金等があって損得をフェアに比較することが非常に難しいので、ここでは単純に毎月のランニングコストだけで示すと、毎月3万円程度払っていた自分一人の通信関係費用が、見直し後は月5千円程度になる見込みです。

見直ししたのはこれだけではなく、家族の通信契約も合わせて見直したので、早期リタイア後の通信料金関係の見直しだけで相当な金額の削減につながりました。自身ではこの影響は早期リタイア前に全く見込んでいなかったので、これは本当に想定外の結果でした。

働いていた頃は、通信契約コストの削減なんて話には耳を傾ける人間ではなかったのですが、振り返ってみるとこれに限らず、多くの無駄なお金を払っていたのかもしれないと思います。働いていた時は毎日毎日仕事に追われて、お金は稼いでいましたが、今から考えれば稼いだお金を湯水のように使っていたように思えます。特に時間を節約するためと、快適さを得るために。じっくり時間をかけて検討して、無駄を省く努力をするなんて余裕は、実は無かったのかもしれません。

今はお金を使わなくても、大勢の人でごった返す場所に行かない、平日の食事は普通の人が食べる12時から13時をはずした時間に食べる等、時間と場所と行動の自由を100%駆使すれば、大抵いつも望む快適さが得られます。

今現在の時間の自由、場所の自由、そして行動の自由を100%生かして、これからもどんどん自身の快適性を追求していこうと思います。

スマートフォン(SoftBank iPhone6s)のSimロック解除とSimフリー契約(UQ mobile)への切り替え

 



生活ルールの変更

このブログのエントリーでも書いてきた支出の見直しにより、また早期リタイア生活を実際に重ねていくことにより、単なる計算や予測ではなく実体験に基づいて、必要生活費が早期リタイアを想定していた時よりもずいぶん少なく済みそうだということがわかってきました。

なので、生活ルールを若干見直すことにしました。今まではクラウドワークス等でのSOHO仕事により日々の外出の際の支出を賄い、さらにプラスにして1日を終えることを目指してきましたが、それを止めることにしました。この制約条件を外し、あまり好みでない仕事や見るからに労力と報酬が見合っていない仕事についてはやらないことを徹底することにしました。結果として、行う単発のタスク仕事が1日じゅう見つからないこともあるかと思いますが、とりあえずそれを良しとして、今後はできるだけ効率良く、ごく一部の自身にとって好ましい案件のみをピックアップして仕事する形にしようと思います。

次に見直したのは、晴れた日には毎日訪れる家の近くの町についてです。今まではできるだけ歩きで行ける町に限定して、運動を兼ねて歩いて訪れるようにしていました。今回はこの制約も外して、歩いていくのは現実的ではないが安い電車賃で行ける町にまで行動範囲を広げることにしました。

これで、今までよりもずっと大きな町にくりだすことも可能になります。家電量販店や書店、デパートや映画館、食事等、楽しめそうなところも広がります。しばらくは、電車で行ける新しい複数の町での居心地のよい過ごし方を研究しようと思います。


ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後2)

以前のエントリーでSimフリー契約を締結し、追加のルーターを調達してこのSimフリー契約で追加のルーターを運用することを書きましたが、実際に運用を始めて何日か経ちました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後)

今のところ、非常に快適な外出時のインターネット環境を満喫しています。既存のキャリアのルーターも残していますが、平日の12:00−13:00の一部の時間は若干、引っかかるような時もないではないのですが、わざわざハイスピードのキャリアルーターに切り替える必要性を感じないことがほとんどです。

早期リタイア以降の日常の外出時に安いSimフリー契約主体で快適にインターネット環境が使えることが確認できましたので、タブレットの通信契約を実際に解約してきました。次はスマートフォンをSimフリーに切り替えて、快適な通信環境を確保したまま通信コストをさらに節約できるかどうか、研究していきたいと思っています。

合わせて、家のWi-Fiも結構調子が悪くて、度々繋がらなくなったりしていたので、思い切ってAirMac Expressを買ってきました。高い買い物でしたが、結果的に正解だったようです。どの機種からのWi-Fiアクセスも通信速度が今までより格段に早く、しかも今のところ、切れたりしてストレスがたまることがまったくありません。

これが相性の問題なのか、新しい据え置き型ルーターだからなのかは不明ですが、良好な結果が得られている限り、個人としてはもう追求の必要がない、どうでも良いことになっています。これも、もっと早く改善に動くべきでした。今までのストレスが嘘のようです。

早期リタイア以降の家と外出時のインターネット環境整備(含むコスト考慮)もかなり進んで、うまくいっていると思います。ここについては、早期リタイア前には想定していなかった生活コスト削減要因です。思わぬ生活コスト低減が実現出来て、良い方の見込み違いです。

これに限らず、今のところは、早期リタイアによる生活スタイルや生活場所等の違いによって、生活コストが前より下がる部分が多いように思います。例えば、スーツも要らなくなりますし、都会のど真ん中だからこその高い昼食代を毎日払う必要もなくなります。また生命保険の解約により、毎月の保険料も削減しました。早期リタイアを検討する際には、早期リタイア以降の想定される生活状況を念入りにシミュレーションして、気づいていない生活コスト低減可能な要素がないか、じっくり検討してみると良いかもしれません。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後3)



早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その2)

前エントリーで、早期リタイアのための必要資金を考える場合に通常あまり触れられないポイントではあるが、重要と考えられる2つのポイントについて書き始めました。

早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その1)

前回は、状況や考え方にもよりますが、早期リタイアの必要資金にはインフレ対応や抵抗力を持つことが必要なケースが多々考えられ、そういった場合は株式や不動産等、リスク性資産を一部持つ必要があるので、それら資産については流動性の不足や長期投資の必要性から、すぐに引き出して使える流動性資金としては考えれられないケースが多く、こう言った資産を含む場合には、早期リタイアの必要資金は年間必要資金かける必要年数という単純な算式で考えることはできないというポイントについて書きました。

今回はさらに進んで、こういう単純ではない性質の必要資金に対して典型的に適用されるリスクマネージメントの考え方について書いてみようと思います。

とまあ、もったいつけて書いている感じですが、書きたいことは単なるアセット・ライアビリティ・マネージメントの考え方です。ここでのアセットは早期リタイアのための必要資金で、ライアビリティは自身と家族等の必要生活費や将来出費のうち、国やその他の機関から年金等で支払われない部分です。つまり、早期リタイアのための必要準備資金の将来充当先のことです。

将来のリスクは、将来のライアビリティに対し、アセットからのキャッシュフローが必要十分でないことと定義されます。逆に言うと、アセットから得られる毎年のキャッシュフローで毎年の必要資金需要をちゃんとまかなえればOKなわけです。これが不足していたら、例えば定期預金や株式、不動産を不利な価格で売りさばく等が必要になる可能性があり、必要原資が毀損してしまうリスクを背負うこととなります。逆にアセットからのキャッシュフローが必要金額を大きく上回り過ぎても、今度は再投資リスクにさらされることになり、そのタイミングで超低金利や大幅なマイナス金利に見舞われていたら、再投資先に困ってしまいます。つまり、必要性の大小や重要性には程度の差はあっても、毎年、必要な金額が、そのための準備資産が生成するキャッシュフローで過不足なくまかなえればそれはそれで理想的なわけです。

まあ、将来必要となる毎年のキャッシュフローも完全に判明するものではなく、事前に想定できないアクシデントによって急に一時金が必要になる事態に直面することもあるわけですから、このアセット・ライアビリティ・マネージメントについては、少なくとも早期リタイアのための必要資金を考える際には、当然ガチガチに適用すべきものでは無く、必要資金の量やその資金のポートフォリオの内容、アロケーションを考える際に、ゆるく意識されていれば十分かと個人的には考えます。

それでも、この概念を意識するなら、早期リタイアのための必要資金量を考える時に、全く単純に必要年間資金かける必要年数のような算式では、必要資金の量を考えるには十分ではないと思います。

例えば、将来のインフレに対する十分な抵抗力を早期リタイアのための資産ポートフォリオに求め、一部資金を株式に投資してそこからキャピタルゲインを得ることによってインフレ対応することを想定するなら、その株式に投資する一部資金については、リスクテイクによりそこからインフレをはるかに上回る投資成果を得るために相当程度長期投資をする必要がある可能性を想定して、その間の期間中は全く使用不能な非流動性資金として考える必要があると思います。

その場合には、非流動性資金がキャッシュインフローとして使えない期間中は、その他の資金で必要キャッシュフローをまかなうことを想定して、必要資金のポートフォリオは適切にデザインする必要があるわけです。

こういった点を考え合わせなければ、早期リタイアのための必要資金の量が果たして十分であるかは判断できないものと思います。そして、これらの点が、早期リタイアのための必要資金が議論される際に、典型的に触れられない、あるいオミットされている部分だと思います。

なぜ、これらのポイントが通常オミットされるかと言えば、それはおそらく高度に複雑すぎる議論になってしまい、また個々人のリスク許容度や優先順位及びリスクに対する考え方や対応方針等によってその必要性が天と地ほど変わり得るからだと思います。

でもおそらくは、ただの記事上で、真剣に早期リタイアを想定したり実際に早期リタイアに踏み切ったりしない、机上の議論を行う人々はともかくとして、実際に真剣に早期リタイアを考えている人々は、無意識にしろ意識的であるにしろ、このような重要ポイントを踏まえた上で、早期リタイアのための必要資金の資金量やポートフォリオ等について考えているはずだと思います。

なので、早期リタイアを実際に実行した一人として、自身が早期リタイアのための必要資金を考えた際に重要ポイントとして当然のように意識した2つのポイントについてエントリーを書きました。

当然のことながら、この重要と考える2つのポイントについての対応方法は、そのポイントが想定するリスクについての個々人のリスク許容度や考え方に大きく影響を受けるだろうことは想像に難くありません。極端な話、将来の起こりうるインフレへの対応方法は、将来の生活費等の調整等、ライアビリティ側の調整であったり、再就職等の人的資産での対応だったりする場合があり得て、このリスクは人によっては対応すべきリスクでは全然無いという結論も、場合によって当然に有り得ると思います。

それでも、このリスクを踏まえた形で、早期退職のための必要資金量を考え、準備資産のポートフォリオを考えていく必要がある方々に向けて、当エントリーが何らかの刺激やヒント、示唆を与えることができれば、私としては非常に幸いに思います。

 

 

スポンサーリンク




早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その1)

早期リタイアがHPや記事、雑誌等で取り上げられる場合に典型的に議論される内容が、一体いくらあれば早期リタイアできるのかといった話です。これ自体、年間の想定生活費と年金開始年齢や年金額等の条件がないとそもそも成り立たない議論ではありますが、その条件を満たした上での議論だとしても、個人的に考えて、この手の議論において決定的に不足していると思う重要なポイントが2点ほどあります。

今回はこの2点について、取り上げて書いてみようと思います。

まず1点目ですが、早期リタイアのための資金をどう運用するのか(あるいはしないのか)という視点です。これは、前にエントリーとして取り上げた以下のエントリーから始まる一連の話と少しかぶる話となります。

株式投資?不動産投資?早期リタイアのための投資戦略(その1)

この一連のエントリーでは、株式や不動産への投資が必要と見なされるケースのために、主にこの両投資ビークルはどこがどう違っていて、それが我々にどういった影響をもたらすのかといった視点で書いた実務的な運用側視点のエントリーになっています。今回のエントリーではそれとはかなり趣きが異なる話で、そもそもなぜ株式投資や不動産投資等が必要になるケースがあるのかという必要性の話と、必要な場合にはそれを踏まえ早期リタイアのための必要額総額をどう考え、どうポートフォリオを構築するべきなのかという話になると思います。

なぜ、早期リタイアを志したときに株式投資や不動産投資が運用の選択肢の一部として浮上してくるのかと言えば、その理由のかなりの部分が、起こり得る将来のインフレに対してどう対応するのかというポイントだからだと思います。株式投資も不動産投資も完全ではないかもしれませんが、長期的にはインフレの影響とリスクに対して備えられる投資ビークルとみなせると思います。例えば、企業が商品を販売して利益を上げているとすれば、インフレが起こった時には、基本その企業の販売商品の価格も基調として上昇し、その企業の利益もインフレにある程度連動し上がることが一般論として想定できます。そして様々な企業の商品の価格が基調として上昇しているときには、人口減少その他で土地も家も余って仕方がないとかいう特殊要因等がなければ、家賃等の不動産関係の価格も上昇傾向になるのが自然です。

実際、超長期の内外資本市場において、程度の差はあれど株式のリスク資産は長期のスパンではインフレ率をはるかに凌駕するリターンを叩きだしてきたという統計実績があります。不動産については、前エントリーで述べたような理由で、株式のようには自明な形でインフレに勝ってきたことを示すことがなかなかに難しいですが、土地の値段の過去推移等の統計を参照するに、リスク資産の本質として基調としては程度の差こそあれ、株式資産と似たような推移を示してきたのだろうということは容易に推定できると思います。当然、ローカルな地域、市場の極端な結果を回避するために、できるだけ世界分散ポートフォリオを構築するのが一般的には望ましいと思いますが、ここではリスク資産のリスク分散をどれだけ追求するかが主題では無いので、このポイントはさらっと終わりにしたいと思います。

なので、1点目の重要なポイントは、準備すべき資金が遠い将来に備えるものであればあるほど、起こり得るインフレに備えられるポートフォリオの構築が必要と見なされるケースが多くなり、必然的に株式や不動産等、インフレに対応して上昇していくことが想定できる資産を一部持つことが想定されることです。

このような状況においては、年間不足生活費かける必要年数といった単純な算式では決して測れない、複雑なポートフォリオがもたらす投資結果が十分か適切かといったことが問われるわけです。結局インフレに対し、早期リタイア資金のポートフォリオ内で対策を持つのか、持たないのか、もし持つのであれば、それは株式なのか不動産なのか、もし株式ならばその成果は長期投資のキャピタルゲインでそれを得るつもりなのか、高配当株式の年間配当金でそれを得るつもりなのかといったことが要検討項目として浮上せざるを得なくなります。

そして早期リタイアのための準備資金の一部で例えば株式ポートフォリオを保有し、この株式ポートフォリオのキャピタルゲインでインフレに備えることにするなら、この部分は流動性資金として取り扱うことはできず、もはや年間生活費かける必要年数の単純な数式で準備資金の十分性や適切水準かどうか測ることは適切ではなくなる可能性が出てきます。

次にこの先に必要となると個人的に考えている重要ポイントがもう一つあるのですが、また長くなってしまいましたので、この点については次のエントリーで書いてみようと思います。

早期リタイアの必要資金の考え方において重要な2つのポイント(その2)

 

スポンサーリンク



マスターズ観戦(初日)

ゴルフの4大メジャーの1つであるマスターズが始まりました。よくご存じない方のために補足すると、テニスのウィンブルドン大会のような位置付けの、ゴルププレーヤー世界一を決める4大世界大会のうちの1つです。その他の3つのメジャー大会は全米オープン、全英オープン、全米プロとあって、それぞれが異なる特徴を持つ世界大会です。

例えば、全英オープンは、雨、風、気温の変化等、自然の猛威との戦いだったり、全米オープンは非常に厳しいセッティングのコースで精密なプレーの要求される大会だったりします。

今回のマスターズ選手権は、世界中から強豪プレイヤーを招待して行う、4大世界大会の中では最も華やかな大会です。コースもオーガスタ・ナショナルという名前の、世界でも有数の美しいコースで、ガラスのようななめらかで美しい曲線のグリーンやうねるフェアウェイが特徴です。滑るような転がりの早さと信じられない曲がり方をするグリーン上で、世界のトッププロがバーディ合戦を繰り広げる、ショー的な要素の最も強い大会となっています。

前置きが非常に長くなってしまいましたが、自身にとって早期リタイアして初めてのマスターズ大会なので、これをテレビ観戦していること自体が新鮮なわけで、それでこの話題を取り上げました。

昔、月曜日の朝に生放送される最終日のバックナイン(後半の9ホールのことです)の白熱の優勝争いに、「会社を休んでこれを今観戦したい!」と思いながら、会社に向かったことが何度あったことか。これからはこんな思いをすることなく観戦可能になったのだと思うと、非常に感慨深い限りです。昔とは全く違う生活をしているのだと、改めて思い知らされる出来事です。

 

スポンサーリンク



早期リタイアの場合、退職理由を会社に何と言えば良いのか?

このお題も結論は千差万別、個々人によりけりで正解は無数にありそうですが、また私の一例を提示させていただきたいと思います。

私のケースでは、退職理由はオフィシャルには、「一身上の都合」で、実際の会話上は、「給料が少ない」で、「退職したらすぐには転職はせずにしばらくは骨休めの予定」と会社には話しました。

近頃は世知辛い世の中で、通常の次を確保した退職の場合は、競合他社への情報漏洩を防ぐために即日出社禁止で有無を言わせずいなくなる人が多くなっています。そのせいで、そう言った状況で残される方々が、引き継ぎも満足にできず、残された業務の状況、内容もわからず、途方にくれるケースが多発しているように見受けられます。自分の場合は、このような会社への説明により、そのような事態に見舞われることもなく、様々な引き継ぎをきちんと行うことができて、割とスムーズな退職だったと思います。

興味深かったのが、40代後半での退職で、間をおかずに転職するつもりがないと話した結果、話した相手の誰しもが以降、リタイアして働かないつもりでいるとは思いもよらないといった反応だったところです。労働環境は決して良い方ではない業界だと思いますが、それだけに給料は世間一般的には良い方だと思いますし、そのつもりで職業人生を過ごせば、誰でも早期リタイア可能な職業だと思っています。それでも、私の経験からしても、知っている人で早期リタイアした人は1人2人しかおらず、改めて、この選択肢は世間的には非常にマイナーなのではないかと感じています。

まあ、早期リタイアに踏み切った人は実は数多くいて、その素振りをおくびにも出さずにいた方々がたくさんいた可能性もないわけではないのですが。通常は風の噂で「Xさんは次はA社に勤めているそうだ」という話が耳に入ってくるのが普通ですので、まあその可能性はあまり想定できないとは思います。

それだけに、普通でない選択肢を選んだ自身の将来がどう展開するのか、当人が一番楽しみにウォッチしている状況です。

正直、また会社員になる自分とか全然、イメージできません。

 

 

スポンサーリンク



ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後)

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約することを検討し始めたことを前エントリーで書きました。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約

早速SIMが届いて、早期リタイア後の日々の活動時間と活動範囲でSIMフリー通信契約を試してみました。納得するまで試してみた結果、参考にさせていただいたHPの結果で示されていた通り、平日の昼食時、つまり正確に12:00から1:00までの間に町の中心部で通信速度が極端に落ちる傾向にあることがわかりました。同時刻、同一場所でキャリアの通信契約であれば、いずれも最低でも10Mbpsはだいたいクリアできている感じで、やはり値段の差には意味があるのだとわかりました。

なので、昼食時の町の中心部でもストレスなく通信できて、どの端末からでもアクセスできる自由度の高いキャリアのルーター契約を解約するのは得策ではないとの結論になりました。代わりに、早期リタイア後はタブレットに通信契約が乗っている必要性は薄いということになり、新たにSIMフリー用のルーターを調達し、大容量バッテリーを乗せて基本、1日中付けっぱなし運用をすることが最も便利で、かつコスト削減にもつながるとの結論に達しました。早速新たなSIMフリー対応のルーターの調達に動いています。タブレットのキャリア通信契約は、月単位の締め前に解約しようと思います。

これで、月5千円程度は通信コストが削減できて、かつ今までと通信の質を大幅に落とすことのない運用が可能になると踏んでいます。

この対応方法でしばらく運用してみて、今後キャリア契約のルーター解約もしくはスマホをさらにSIMフリーに切り替える、さらなる通信コストのリストラを進められるかどうか、しばらく様子を見たいと思っています。

ルーターの契約をSIMフリーに切り替えて通信料金を節約(その後2)