L.A.B.というメーカーの今の使用中のパターは使用し始めて数ヶ月以上は経ちますが、統計的に明らかに結果の出る良いパターだと思います。
具体的にラウンドの平均パット数が1.9から1.8に減りました。最近になってこのパターの扱い方がわかってきてさらに結果が良くなっており、足元の直近10ラウンドの平均パット数は1.7台の後半にまで減ってきています。実際に、滅多に起こることのなかった1ラウンドのパット数が30パット未満になることが頻繁に起こるようになっています。
日本の女子プロのトップクラスの平均パット数が1.7台ですから、コースは全然違い、アマチュアが回るコースより格段に難易度が高いので数字の絶対値の直接的な比較はできませんが、アマチュアのラウンド結果の統計で1.7台の平均パット数が出れば、パット苦手ではなくパット得意を名乗っても良いレベルなのではと思います。
当方は何十年ものゴルフ歴がありますが、パットが得意だった時期は一瞬もありませんでした。往年の湯原プロのように、ショットでピンそばを刺して、パットをポロッと外してバーディが取れず、返しもポロッと外してバーディチャンスをボギーにするのが典型的で、パットでスコアを悪くするタイプだったので、L.A.B.のパターを使いこなすようになってからのラウンドはあまりにも楽で、ゴルフってこんなに簡単だったのかと思ってしまうくらいです。
L.A.B.という会社のパターがどういう設計思想で作られていてどういう結果が得られやすいのかはご自身で調べていただくこととして、私の場合はショートパットがポロッと外れることがほぼなくなって、ショートパットの成功率が格段に上がりました。微妙な距離のパーパット等がかなり入るのでその分だけスコアが良くなる感じです。
それでもこのパターの扱い方が本当にわかったのは最近で、それまでは統計を取らなくてもわかるくらいの明確な結果の差は感じませんでした。
最近L.A.B.のパターを本当に使いこなすために気づいたのがどんなポイントだったかといえば、ストローク中に微妙に、僅かに手首を使っていたことです。これをストローク中に手首を使わないようにある程度がっしりとグリップして、手首以外の体の部分で自由に無意識にストロークすると、格段にパッティングが安定することに最近気づきました。
これがL.A.B.以外のパターなら、ストロークすること自体がトルクを生むので、手首をガッチリ握ってストロークするとその発生トルクによりフェースが開きやすくなったり閉じやすくなったり、そのパターのトルク発生傾向に基づき、一定方向に外れる力がかかります。スイングの強さによりこのトルクの力の大きさも変わりますから、グリップをガッチリ握って何もしないのではなく、スイング中に発生するトルクを相殺する方向への力を加える必要があるのではないかと思います。そういうことを無意識にするのが何十年もの習い性で体に染み付いていたのだと思います。これがL.A.B.のパターでは必要なくなるので、必要ないことをしないようになるまでに何ヶ月かかかったような感じです。
個人的な使用感覚と統計結果のどちらもが明確にパット結果の改善を示していて、こんな結果が得られるパターは、私の何十年ものゴルフ経験上なかったことです。かなり個人的におすすめですので、L.A.B.パターに興味のある人は参考にしていただければ幸いです。